野底林道が通り抜け不能だったため県道79号線で伊原間を経由してゆくことにしました。
伊原間の少し手前からは石垣島北部の半島部を望むことができます。
昨年秋にはこの半島部の先端まで行ったのですが、今回はパスしました。
伊原間では 「牛汁」 や 「牛そば」 で有名な 「新垣食堂」 に寄ることにしました。
しかし、残念ながら店のシャッターは下りていました。
後で確認したところ日曜定休なのでした。
空腹という訳ではなかったので、店の写真を撮っただけで引き返し、
玉取崎展望台に向かいました。
玉取崎展望台からの眺望は素晴らしいです。
ちょうど薄日が射したので海の色もまずまずでした。
写真より実際のほうがずっと綺麗に見えました。
この展望台には東屋があったので、そこで休憩しつつ残っていたカレーパンを食べました。
これもフランスパン生地で焼いたタイプです。
とてもスパイシーなカレーで美味しかったです。
伊原間から島の東岸を通って市街までゆく道は国道390号線です。
アップダウンやカーブが比較的少なく、走り易い道です。
しかし、そのぶん単調で、風景もいまいちでした。
伊野田集落には変わった名前のバス停がありました。
「伊野田2班」 です。
この 「2班」 というのは何なんでしょうね？
ちなみに、「伊野田3班」 というバス停はあるのですが、「伊野田1班」 はありません。
伊野田小学校前にあるので 「伊野田校前」 になっています。
星野集落にある共同売店の隣にあるトイレなユニークな外観をしています。
上に妙に可愛い人魚が座っているのです。
なぜ人魚なのかというと、この地には津波を予言した人魚の伝説があからだそうです。
星野集落を越え、通路川を渡ったところで国道を離れて農道に入りました。
地図で確認したところ、この道なら袋小路にならずに先へ進めそうだったからです。
農道といいながら最初は見通しの悪い林の中を通っていましたが、
最初の丘を越えてからは緩やかにうねる丘の上に農地が広がっていました。
この道は当たりでした。 なかなか良い雰囲気です。
内陸側へ内陸側へと農道を進んで行くと、
正面に底原（そこばる）ダムと於茂登（おもと）岳が見えてきました。
写真中央にある緑の築堤（判り難いです）が底原ダムです。
その背後にあるのが沖縄で最も高い山、於茂登岳です。
標高は525.8mです。
底原ダムの湖はかなり広いのですが、深さはあまりないようです。
特に周辺部は浅くて水草が茂っていて、一見、高原の沼のような雰囲気でした。
湖の北側には管理道路（遊歩道のようなもの）があって、
間近から湖面を見れるようになっていました。
管理道路は狭いのですが舗装されていたので、自転車でも通行可能でした。
底原ダムの湖の西側を県道87号線が通っています。
その道は湖の奥から 「於茂登トンネル」 により島の北側に抜けていて、
米原など島の北側の集落への重要ルートになっています。
このトンネルは沖縄県で最も長く、1174mあります。
自転車で通過するのはちょっと恐い感じで、私はまだ通ったことがありません。
ちなみに、このトンネルのある山はは於茂登岳ではありません。
県道87号線の橋の上からは底原ダムの湖のほぼ全景を見ることができました。
観光バスのツアーだと、ここから車窓見学するパターンが多いようです。
湖をぐるっと回り底原ダムの築堤まで来た時点で17:00になったので市街に戻ることにしました。
帰りは県道87号線と県道209号線を使い、ほぼ真直に市街を目指すコースにしました。
その途中は丘陵地帯で農地が広がっていて、緩いアップダウンを繰り返しました。
農道と違い車の通行が多いので快適という訳にはいきませんでしたが、
そこそこ楽しみながら帰ることができました。
空港のすぐ近くにも牛を放牧しているところがありました。
この日、遠くに居るのは何度も見掛けましたが、道路からごく近い所は初めてでした。
黙々と草を喰んでいましたが、こちらをギョロッと睨み付ける目つきは結構恐い感じで、
早々に立ち去りました。
漁港の近くでは海神祭の宴会場の準備が進んでいました。
海神祭の爬龍船競漕が終わると組毎に宴会に雪崩込むそうで、
その会場が漁港の近くに数箇所作られていました。
会場には必ずステージがあって、延々と歌や踊りが披露されるそうです。
19:00前にホテルに到着しました。 夏至が近い時期なので陽が沈むのは遅く、まだまだ十分に明るいのですが、 予想以上に暑さでバテたので走行終了です。 天気は曇りで時々陽が射すぐらい、 気温は30度弱だったので真夏の東京よりも条件は良かったはずなんですが... 食欲もあまりなかったので、 夕食はコンビニで買ったアイスとヨーグルトで済ませてしまいました。