2004/06 石垣島 - 1日目: 石垣市街

石垣島の初日は、市街をのんびりと走るだけにしました。 当初は西表島で夕方まで遊んでから石垣島に渡る予定でいたのですが、 ちょうど台風6号が接近していて、万が一にも西表島に閉じ込められると困るので、 予定を繰り上げて午前中に渡ったのでした。 天気予報も曇時々雨だったので、石垣島でも遠出は控えて市街だけにしました。 結局、その予報は外れたのですが...


この日、ちょうど台風6号が接近していて、 強い北風のため西表島の北側にある港(船浦、上原)からの船は全便が欠航しました。 そのため、陸路で南側の港(大原)まで移動して船に乗らなければなりませんでした。 風速15m以上の強風域がかすっていたので風は強かったのですが、 天気は予報に反して良く、あまり台風接近という感じではありませんでした。

まずは余分な荷物をホテルに預け、「あんまー食堂」 で昼食を食べました。 マグロ船直営の食堂で、ランチタイムは刺身が食べ放題になる嬉しい店なのですが、 今回は外れでした。 肝心の刺身が無かったのです。 海神祭の準備のため漁が休みになっていたのでした。 そうでなくても、台風が接近していたので漁は無理だったでしょう。


市街の漁港近くでは、あちらこちらで海神祭(ハーリー)の準備が行われていました。 海神祭は海人(うみんちゅ、漁師)が豊漁と安全を祈願するお祭りで、 毎年旧暦の5月4日(2004年は6月21日)に行われます。 準備は1週間ほど前から始まり、 旧暦の5月1日からは全面休漁して準備に掛りきりになるそうです。


石垣港の埠頭の拡張部分に入れるようになっていた(歩道のみ、車道には柵があった)ので、 その先端まで行ってみました。 そこからは港に出入りする船を比較的近くで見ることができました。 実際に使われ始めたら、そこまで立ち入るのは難しいだろうから、楽しめるのは今だけかも。 埠頭の先端は風を遮るものが無いので、なかなかの強風でした。 追風として利用すれば漕がなくてもぐんぐん進むぐらいに。 雲の流れも速く、台風最接近らしさを少し感じたのでした。


フェリーターミナルには有村産業の 「クルーズフェリー飛龍21」 が停泊していました。 15000トンクラスの大型フェリーなのですが、石垣を出航して向かう先は台湾の高雄です。 15:00に出航して翌朝6:00には到着ということで、石垣から台湾は気軽な距離にあります。 ただ、この船、帰りは石垣に寄らずに那覇まで直行してしまうので、 実際には使い難いのです...


石垣島の南端に近い八島(やしま)小学校前の海岸に海を見に行きました。 そこからは台風による波がリーフエッジで砕ける様子が良く見えました。 天気予報では5mの波と言っていましたが、沖合いにある珊瑚礁に守られているため、 港の中や海岸では10〜20cmの波しかありませんでした。


海を見た後は市街をふらふらと、特に目標もなく、適当に走りました。 石垣市街には赤瓦の古い家も多く、良い雰囲気の街並みが残っているので、 それだけでも十分に楽しむことができました。


「海人Tシャツ」 で有名な 「いしがき手作り館」 の軒先に新しいアイスクリームの店がオープンしていました。 玉城牧場の 「EMミルク工房」 で牛乳と10種類ほどのアイスがありました。 玉城牧場は沖縄本島の南部を地盤にしているのですが、石垣進出を果たしたようです。 本当は地元のマリヤ乳業に頑張って欲しいところなんですけれどね。


アイスの後はシュークリームということで 「シュクレ」 に行きました。 「シュクレ」 は具志堅用高記念館と同じ建物に入っている小さな洋菓子店です。 ところが、残念ながらシュークリームは売り切れでした。 午後5時少し前だったのですが。 そこでプリンとバナナオムレツを買ってホテルに戻りました。


ホテルまで自転車で5分強、ケーキがあるので慎重に走ったのですが、少し崩れてしまいました。 バナナオムレツは美味しいけれど特別に印象に残るものではなかったのですが、 プリンはとても美味しかったです。 ビターなカラメルがたっぷりと入っていて、気に入りました。

夜は森の賢者に行き、 美味しい料理を楽しみました。