2004/03 しまなみ海道 - 4日目

最終日の4日目は今治の 「近見山」 に登った後、 波方町の海岸をぐるっと回ってから松山空港に向かいました。


まず最初に 「今治城」 を一周しました。 「今治城」 は1970年に再建されたもので、内部は展示場や美術館になっているそうです。 城の横に見える高層ビルは 「今治国際ホテル」 です。


今治街の外れに 「近見(ちかみ)山」 があります。 標高250mほどですが、頂上に展望台があり、 そこから 「来島海峡大橋」 を中心に素晴らしい展望を楽しむことができます。 今治駅から 「来島海峡大橋」 に向かう道路の途中に入口の表示がるので、 そこから林道のような道を登ることになります。 道は綺麗に舗装はされていましたが、細く(車のすれ違い不可の箇所あり)、かなりの急勾配でした。 また、自転車で走れるのは頂上の少し手前までで、 最後は階段状の遊歩道を登ります。 今治市街から近くて絶景を楽しめるので、お薦めです。


「近見山」 を下った後は、波方町の海岸をぐるっと回ることにしました。 まずは、波止浜(はしはま)の湾の西側を北上しました。 波止浜には幾つかの造船所があるのですが、造船所もそこで造られる船も巨大なため、 海岸の道路を走っていても、造船所の中に迷い込んだように錯覚してしまいます。


波方町の北端、瀬戸内海に突き出た先端には 「大角公園」 があります。 キャンプ場や人工ビーチもあって、夏には賑わうような感じでしたが、今は静かな公園でした。 ここにも展望台があって 「来島海峡大橋」 や瀬戸内海の島々、行き交う船を眺めることができます。


大角公園の一角に潮流の状況を表示する装置がありました。 巨大な電光掲示板(1文字しか表示できないけれど)といったもので、 来島海峡の潮の流れを船舶に知らせるものらしいです。 写真は 「↓」 を表示しているところです。


波方町の海岸をぐるっと回った後は、 来た時とほぼ同じ道を戻るようにして松山空港に向かいました。 途中、国道196号線沿いにある 「星の浦海浜公園」 で遅い昼食(コンビニで調達)にしました。 芝生にベンチとテーブルのセットが幾つか置かれていて、休憩には最適です。

《この地図は国土地理院の数値地図25000(地図画像)を カシミール3D+山旅倶楽部で表示したものを加工して作成したものです》


松山市に入ってからは、飛行機の時間まで余裕が無かったので、 市の中心部は通らずに三津を経由して空港に向かいました。

《この地図は国土地理院の数値地図25000(地図画像)を カシミール3D+山旅倶楽部で表示したものを加工して作成したものです》


空港へ向かう途中で見掛けた伊予鉄道の三津駅の駅舎は洋風の木造で素晴らしかったです。 それらしく作ったレトロ風ではなく、昭和初期に建てられた本物です。 勿論、現役で使われているものです。


三津の 「花川堂」 で 「醤油餅」 を御土産として買いました。 上新粉に醤油、砂糖、生姜を加えて蒸したものだそうですが、 素朴で、ちょっと変わった味でした。 味付けは3種あって、よもぎ、プレーン、醤油です。 醤油以外も醤油の味はします。

空港には飛行機の出発時刻の50分ほど前に到着しました。 輪行準備の時間を考えると、ぎりぎりという感じでしたが、無事、帰路につくことができました。 この日の走行距離は70Kmほどでした。

しまなみ海道の自転車道は整備状況は良いけれど雰囲気はいまいちな印象でした。 しかし、それを少し外れると、風景も良く、気持ちよく走れるところが沢山ありました。 今回は大三島はほとんど走れませんでしたが、一周できる道もあるみたいです。 船でしか行けない島にも良さそうなところが多くあるようです。 ということで、もう少し温かい時期に島めぐりに来たいなと思っています。