大島の東海岸は山が海に迫っていて、道は細くアップダウンを繰り返します。
走るのはちょっとしんどいのですが、風景も、通る集落の雰囲気も良かったです。
大島の東海岸を北上し宮窪町に入ると、
山と海の間に少し平地があるようになり、道も平坦で広く綺麗になります。
走り易いけれど、風景はいまいちになりました。
さらに北上を続けると宮窪町の中心部で島を縦断してきた自転車道に合流します。
その付近は細い路地が入り組み、家が密集した街並みになっていました。
幅2mほどの道も多く迷路のようで、少しの間、ぐるぐると走ってみました。
宮窪町には 「大島石」 の採石場が何箇所もあるそうですが、
中心部の街並みを少し外れた丘の上からも大きな採石場が見えました。
すごいスケールです。
宮窪町の中心部を迷ったあとは、伯方島に渡るために 「伯方・大島大橋」 に向かいました。
この区間は自転車道になっていて、走り易い歩道が整備されています。
大島を通る自転車道でここだけは海を身近に感じて走ることができる区間です。
ここの海は島の間で狭くなっているので、潮の流れがとても激しく、まるで渓流のような流れでした。
「伯方・大島大橋」 に向かうため島を回り込んだところで、前方に嫌なものが見えてきました。
雪雲です。 黒い雲から雪が降っているのが良く判りました。
そして、その雲はこちらに接近しているのでした。
結局、橋を渡り始める前に雪が降り出したので、木の影でやり過ごしました。
2日続けて雪に合うとは...
雪が収まったところで伯方島に渡りました。
伯方島では自転車道と別れ、島を反時計回りに走りました。
橋から1Kmほどで 「船折瀬戸」 を見下ろす展望台があります。
「船折瀬戸」 も流れが激しいことで有名だそうですが、かなり離れたところから見るので、
先ほど大島の海岸でみたほどの激しさは感じられませんでした。
ここで再び雪が降り始めましたが、手近に雪を避けるものが無かったので、そのまま走りました。 今回も10分ほどで止みました。
少し遅くなりましたが、昼食として、木浦港そばの 「さんわ」 で
「伯方の塩ラーメンとたこ飯のセット」 を食べました。
スープはなかなか美味しかったのですが、
極細のストレート麺が素麺のような感じで、ちょっと好みでなかったです。
伯方島を周回する道路は綺麗に整備された道で、ほとんどに自転車走行可の歩道がありました。
しかし、海岸を通る部分は少なく、風景を楽しもうとするといまいちでした。
良かったのは 「折船瀬戸」 付近と島の北東側の一部ぐらいでした。
伯方島を一周した後は大島に戻りました。
ここでは島の北〜西側を回りたいところでしたが、時間的に余裕が無かったので、
無難に島を縦断するコースで戻ることにしました。
ただ、自転車道をそのまま走るのでは面白くないので、
裏道などがある所では、極力、自転車道を逸れて走るようにしました。
例えば、宮窪町の中心部から山側に入って行く箇所では自転車道は国道の歩道部分を通るのですが、
ほとんど並行する川沿いの裏道があったので、そこを走りました。
ひと山越え吉海町に入ってからは旧道と思われる裏道を通り、
来る時に使った島の西海岸の道に繋いで 「来島海峡大橋」 まで行きました。
自転車道をそのまま走るよりも、ずっと雰囲気が良く、楽しく走ることができました。
大島の西海岸を走行中に日没になりました。
雲が多かったのですが、その隙間から陽が沈むところを見ることができました。
また、「来島海峡大橋」 では暮れゆく海峡の風景を楽しむことができました。
この日も夕食は今治市街に戻る途中で食べました。
利用したのは大浜漁港そばの 「浜勝」 です。
本日のおすすめは魅力的でしたが、
一人の食事として頼むには難しいものだったので、
通常メニューにあった御飯ものにしておきました。
この日の走行距離は約80Kmでした。
2日目の尾道〜今治よりも長かったのは意外でした。
《この地図は国土地理院の数値地図25000(地図画像)を カシミール3D+山旅倶楽部で表示したものを加工して作成したものです》