5日目の朝は弱い雨が降っていましたが、かろうじて湿原が見えました。
台風の影響で前夜はかなり強い雨が降ったのですが、
台風本体の雨雲は昼ごろからで、朝からしばらくは弱い雨で済んだのでした。
最後の朝食は最初と同じバージョンになりました。
このじゃがいものソースを使ったパスタは美味しいです。
帰りの列車の関係で宿を9時少し前に出るので、朝食は7時半にしました。
宿からは茶内の駅前にある郵便局まで送ってもらいました。
自転車を詰めたトラベルケースをここで発送し、身軽になって帰路につきました。
駅までは200mほどで、歩いてもすぐです。
雨もほとんど止んでいて、傘を使わずにすみました。
駅に着いたらJALの特典航空券の予約デスク(朝9時から受付)に電話して、 帰りの飛行機を20:30発から14:25発に変更しました。 特典航空券の場合、普通は直前の予約変更はできないのですが、 台風ということで特別に変更してもらえました。
茶内駅9:30発の列車で釧路の向かいました。
その列車の車体には花の絵が書かれていました。
列車といっても1輌だけのワンマン運転で、バスと変わりない感じでした。
車内は意外に混雑していて、座らずに立っている人もいました。
釧路までの所要時間は1時間8分でした。
途中、線路を 「エゾシカ」 が横切ったためにブレーキを掛ける、
なんていうこともありました。
釧路駅に着くと、隣のホームに 「釧路湿原ノロッコ号」 が止まっていました。
台風が近付いているので運休かと思ったのですが、しっかり運転していました。
団体客が多く利用しているようで、こんな天気でも予定通りに行程をこなしていたのでしょう。
この雨では湿原はほとんど見えないような気がするんですけれどね。
釧路では、まず、空港連絡バスの乗り場をチェックしました。
駅舎を出て左手にバスターミナルがあり、そこに乗り場がありました。
12:25か12:55に出発するバスに乗れば良いので2時間ほどの余裕です。
雨天なので市街を歩く気にはなれず、
駅から近い 「和商市場」 に行くことにしました。
バスターミナルとは反対の右手にあり、歩いても5分掛からずに着きました。
お土産として鮭やホッケを買ってクール便で発送した後、
昼食として 「勝手丼ぶり」 を食べました。
御飯に好きな具(各種の刺身やウニ、イクラ等)を載せて食べるもので、
幾つかの店がそれ用の具を売っていました。
御飯が丼に軽く一杯ほどで200円、各種の刺身は1切れが100〜580円でした。
「勝手丼ぶり」 は自分の好きなものを選べば良いのですが、
私は釧路の近海物だけで選んでみました。
まつかわ、めぬき、ほっき貝、つぶ貝などです。
それらは一切れが200円前後でしたが、
一切れが580円もする高級品 「鮭児」 を入れてみました。
おかげで、御飯を含めて1640円になってしまいました。
「鮭児」 はすごく脂が乗っていて美味しかったのですが、
コストパフォーマンス的には、次は無しかなと思いました。
昼を食べ終わっても、まだバスの出発まで時間が余っていたのですが、
だんだん雨が強くなっていたので、バスターミナルの待合室で時間をつぶし、
12:25発のバスで空港に向かいました。
台風が近付いていたのですが、羽田への飛行機は定時運航していました。
ただ、揺れが予想されるとのことで、飲物サービスは冷たいものだけになっていたのが特別でした。
実際にはあまり大きな揺れは無く、途中からは雲も切れて地上が見えるようになり、
空の旅を快適に過ごせました。
羽田に到着すると、そこは台風一過の熱暑地獄でした。 釧路では20度を割っていたのに、この日の東京は最高気温が35度を越えていたのです。 夕方着で少しは気温が下がっていたとはいえ、約15度の気温差は応えました。 電車で家に帰るだけで、一気に疲れてしまいました。 やっぱり夏の北海道(道東)は涼しくて良かったです。 自転車で走っても汗だくになることも無く、気持ちよく走れました。 また来年も行きたいと思っています。