2004/10 北海道 美瑛 - 5日目

帰りの飛行機は夕方の便にしたので、美瑛には午後3時ごろまで滞在できました。 そこで、再び 「パノラマロード」 方面を走ることにしました。 天候も回復し、素晴らしい風景を堪能できました。


宿から荷物と自転車を車に積んで美瑛駅前まで送ってもらい、 観光案内所 「四季の情報館」 に荷物を預けてから 「パノラマロード」 方面に出かけました。 「四季の情報館」 にはコインロッカーがあるのですが、 トラベルケースは入らないので、事務所のほうで預ってもらいました。


美瑛駅の駅舎を正面から見たところです。 地元で採れた 「美瑛軟石」 を使っています。 部分的に改装されていますが、1952年に建てられたので既に50年以上経っています。


美瑛駅があるのは旭川と富良野を結ぶJR富良野線です。 旭川〜美瑛は1時間に1本、美瑛〜富良野は2時間に1本程度の運転です。 今回の旅行中に見掛けた列車は全て1輌だけで走っていました。


まずは美瑛駅と美馬牛駅の中間にある 「新栄の丘」 方面に行きました。 その 「新栄の丘」 の少し手前に丘に登る道があったので、登ってみたところ、 なかなか良い風景を楽しめました。 まだ名前は無いようでしたが、丘を一周する舗装道路が整備されていました。 (通常の農道は未舗装)


「新栄の丘」 の前には多くの観光バスが止まっていたので、 混雑が予想される展望台には行きませんでした。 道路からでも写真にような風景が楽しめました。


「新栄の丘」 から 「パノラマロード」 方面に向かう途中でJR富良野線の踏切を渡りました。 そこから見た線路はジェットコースターのよう(ちょっと大袈裟)でした。 写真中央が谷で前後が丘になっているので、このような坂になっています。


「パノラマロード」 では秋の風物詩、「キガラシ」 と 「豆ニオ」 を見ることができました。 「キガラシ」 は昔はカラシの原料として収穫していたそうですが、 現在は緑肥として使われているそうです。 菜の花の親戚で、花の香りもかなりしました。


ガイドマップで 「お薦めサイクリング道」 と書かれたコースを走りました。 車は通行止めになっていて、風景もなかなかのものでした。 ただし、自転車で登るにはかなり厳しい坂がありましたが。


「パノラマロード」 の丘を後にして美瑛川のほうに下りました。 そこで、また畑の中の直線道を走ったのですが、 正面に見える十勝連峰は前日の雪で白くなっていました。 一昨日走った望岳台でも雪が積もっていて、 自転車では行けなくなっていました。


昼食は一昨日にも来た 「Cafe de LaPaix (カフェ・ド・ラペ)」 で食べました。 雰囲気が良かったので、美瑛の最後に寄ることにしたのです。 一昨日は客は私の他に一人だけでしたが、 ランチタイムだけあって満席に近い盛況ぶりでした。


下の小さなドアから入り、靴を脱いで、梯子のような階段を使って2階に上がるとお店です。 建物はオーナー自身が建てた手作りのものです。 それも、林を切り開き、材木を作るところからだそうです。


ここで最も有名なメニューは 「ラクレット」 なのですが、 二人分からの注文なので、「トマトカレー」 にしました。 水を加えずトマトの水分だけで作っているそうで、とても美味しかったです。


食後にはケーキセットも食べてしまいました。 3種類を少しづつ切り分けてくれるのが嬉しいです。


美瑛駅前には午後3時ごろに戻りました。 空港行きのバスは午後4時少し前に出るので、約1時間でパッキングする必要があります。 まだ慣れていないので、かなり焦りましたが、なんとか間に合わせました。 パッキングは跨線橋の入口前で行ったのですが、風でビニール袋を飛ばされたりしたので、 跨線橋の建物の中に入ってしたほうが良かったようです。 後から知ったのですが、跨線橋は自転車でも(押して)通行できたので、 中に自転車を入れても何の問題もなかったのです。


バスにも無事乗れて空港には予定どおり到着しました。 5日間あれば相当回れるなと思っていたのですが、まだまだ、行ってみたいところが残っています。 美瑛は東京からだと交通の便が良いので、また近いうちに訪れようと思いつつ、 飛行機に乗ったのでした。