2004/05 沖縄 - 3日目: 那覇〜豊見城

3日目は午後4時半発の飛行機で帰るので、 午後3時までにホテルの戻ることにして那覇周辺を走りました。 このような場合、今までは北側(浦添方面)にばかり行っていたので、 今回は南側の豊見城市方面に行きました。


前日と同様に、ホテルの近く、那覇市若狭の海岸にある公園を経由して南に向かいました。 目の前を通るバイパスが目障りではありますが、 国道58号線で南下するよりもずっと気持ち良く走ることができます。 木陰が多いので休憩ポイントとしてもお薦めです。


この日は先を急ぐ必要がなかったので、 最も海沿いの道をトレースするように走ってみました。 バイパスの 「波の上橋」 の目の前に那覇市内唯一のビーチ 「波の上ビーチ」 があります。 まだ5月ですが、ビーチで泳いでいる人が結構いました。 ほとんどが子供だったので、近所の人が遊びに来ているようでした。

「波の上橋」 を渡った後は、新しく造成していた港を見に行きました。 入口には立入禁止の掲示がありましたが、 ゲートは開いていて、多くの人が出入りしていました。 そのほとんどは岸壁で釣りをするのが目的のようでした。 この港はダイビングボートのような小型船のためのものらしく、水路は意外と狭いものでした。 特に面白いものは無かったので、中を一周しただけで引き返しました。


前日と同様に旭橋からは国道329号線のバイパスに入りました。 国道329号線バイパスは、最初、国場川の右岸を通っています。 その上には昨年夏に開通したモノレールが走っています。 茶色の大きな建物が市営住宅で、その右側にモノレールの壷川駅があります。


国道329号線バイパスは壷川駅の少し先で国場川の左岸に渡りますが、 そのまま右岸を進み、漫湖公園内の歩道を進みました。 漫湖(国場川)沿いに1Km以上続いています。 左側には未舗装のジョギングコースが並行しています。

漫湖公園が終わった先の真玉橋で国場川を渡りました。 対岸から豊見城市になります。 急激な人口増加により村から市に格上げになったことで、 少し前に話題になったところです。


豊見城は丘が多くあり、コースを選ばないとすぐ坂に出会います。 その分、眺望が良い所が沢山あるようです。 写真は地元スーパーの 「サンエー」 の近くからの眺望です。


豊見城を走ることにした理由のひとつが 「淡すい」 です。 美味しいと評判のそば屋なのですが、 那覇から少し離れているので、今まで行けなかった店なのです。 プレハブの素っ気ない建物なのですが、味は最高とのこと。 豊見城団地の少し先にあるのですが、行政的には糸満市の北端、武富(たけとみ)になります。


ここでは人気があってすぐ売り切れてしまうという 「ソーキすば」 を食べました。 ソーキはとても軟らかく煮込まれていました。 麺は少し細いのですが、十分にコシがありました。 そして、麺、スープ、ソーキのバランスが良く、とても美味しく感じました。 少し高めの700円でしたが、それ以上の価値はあると思います。


昼食後は豊見城団地や淡すいのある丘から下りて温室が集まったところを横断しました。 延々と温室が並んでいて、 マンゴー、パパイヤ、ゴーヤ、トマト、島唐辛子などが栽培されていました。

温室団地の北側の丘の上、 長嶺小学校の前からは下の写真のように全体を見渡すことができました。 正面右手の丘の上が豊見城団地です。


さらに何度か丘と谷を越えて北上したのですが、嘉数(かかず)ですごい激坂に出会いました。 長さは数10mと短いのですが、50%ぐらいあったのではないでしょうか。 当然、乗車したままでは無理で、押し上げるのがやっとでした。 ちなみに、この坂を登ると尾根を通る道と交差し、その先は長い下り坂になっていました。


その下り坂からは那覇市南部の眺望がなかなかでした。 中央を通る幅の広い道が国道329号線のバイパス、その先、正面にある丘が首里です。

時刻が2時近くになっていたので、首里でお土産を買ってホテルに戻ることにしました。 最初、「安室」 のさーたーあんだーぎーを買おうと店に向かったのですが、 残念ながら日曜定休で休み、シャッターが降りていました。 そこで、少し戻ることになるのですが、「山城饅頭」 に向かいました。 売り切れの可能性もあった 「山城饅頭」 ですが、 今回は待つことなく買えて、無事、お土産を確保できました。

ホテルで荷物をピックアップし、那覇空港に到着したのは3時40分ほど。 輪行の準備をして、チェックインすると4時を過ぎてしまいました。 セキュリティチェックを抜け、トイレでシャツを着替えて顔を洗い、 売店で弁当を買って、搭乗口に行くと、既にほとんどの人が搭乗した後でした。 空港に着くのはもう少し早いほうが良かったようです。


売店で買った弁当は 「グルクンいなり」 です。 グルクンの唐揚げの細かいものが入っていたのですが、 ほんの少しだけで、期待外れでした。 弁当も市内で調達しておくべきだったと後悔しました。

ということで、最後が慌ただしくなってしまいましたが、 無事、沖縄ツアーを終えることができました。 本島地方は梅雨入りしていましたが、 そこそこの天気で3日間とも走ることができ、 十分に楽しむことができました。