阿嘉島からの高速船は那覇の泊港に着きます。
沖縄本島地方は梅雨入りした直後でしたが、この日は晴れ間が多く、
日陰のほとんど無い港では、走る準備だけで汗だくになってしまいました。
まずは余分な荷物を預けるためにホテルに向かいました。 ホテルは今回も 「ホテル サン・コーラル」 です。 港から5分ほどです。
ちょうど昼食時だったので、首里の 「麺処 てぃあんだー」 に直行しまいた。
首里当蔵町の交番の裏にある小さなそば屋です。
大きな看板を出したので、以前に比べると目立つようになりました。
手打ちの麺を注文を受けてから茹でるタイプの店です。
1日50食限定となっていますが、店内には20人ほどしか入れないので、
あまり遅い時間でなければ大丈夫なようです。
昼だけの営業です。
※ 2004年9月に天久(新都心、無印良品の裏)に移転しました。
ここでは 「ふーちばそば」 の大盛りにしました。
「ふーちば」 は 「よもぎ」 のことで、
麺に練り込んであるだけでなく、生の葉が別皿で付いていました。
前に食べた時は別皿でなく上に乗せてあったのですが、変わったようです。
とてもコシのある麺と上品な出汁で、美味しかったです。
ただし、量は少な目なので、大盛りにしないと物足りないと思います。
大盛りで700円でした。
次は有名な 「首里そば」 に向かいました。
500mまで離れていないので、すぐに着いてしまいます。
午後1時を少し回ったころで、駐車場は満車でしたが、席は空いていて、すぐ入れました。
駐車場にある車の多くは 「わ」 ナンバーで、レンタカーのようでした。
ガイドブックにも必ず載っている有名店ですからね。
「首里そば」 は 「そば」 の1種類のみで、大きさが大中小から選べます。
私は中にしました。 中でも量はあまり多くありません。
地元の人と思われる男性の場合、大を注文する人が多いようです。
「てぃあんだー」 と違い昔ながらの作り方の麺で、
コシがあるというより硬いと表現したほうが良いかもしれません。
出汁をすすりつつ、良く噛んで食べるという感じになります。
うどんやラーメンとは大きく違う食感で、好き嫌いが別れるようですが、私は好きです。
中サイズで500円でした。
そばを2杯食べた後は、浦添(うらそえ)方面に向かって進みました。 地図をあまり確認せず、なるべく走ったことの無い裏道を選んだので、 何度か袋小路につかまりましたが、眺望が素晴らしいポイントが見付かったりして、 それなりに楽しむことができました。
首里の住宅地の外れで 「月桃(げっとう)」 が花を咲かせていました。
その大きな葉が餅や饅頭を包むのに使われる(独特の香りがある)のですが、
花は白と橙でなかなか可愛いです。
首里鳥掘(とりほり)町の裏道を進み、
弁ヶ嶽(べんがだけ)という御嶽(うたき)のある丘を越え、
県立開邦高校の裏を通り過ぎると、墓地の中に迷い込んでしまいました。
この墓地も沖縄らしく南斜面の見晴らしが素晴らしい所で、
遠くは太平洋まで見渡すことができました。
手前にある立派な高架橋は沖縄自動車道のものです。
首里大名(おおな)町から浦添市に入り、
浦添工高そばの住宅街の中をうろうろしていると、
谷を挟んで浦添市役所方面を見渡せるところがありました。
写真の右端、丘の上にそびえ立つのが浦添市役所です。
すぐ下に見えるのが浦添工高らしいです。
浦添市内を走っていると頻繁に訓練中の米軍機を見掛けるようになりました。
普天間基地で離発着の訓練をしているようで、数分間隔で低空を通過してゆきます。
プロペラ機でしたが、かなり五月蝿かったです。
浦添城跡からは普天間基地方面が良く見渡せます。
米軍機がタッチ&ゴーをしている様子もしっかり見えました。
頻繁に見掛けた米軍機は2機が訓練のため何度も何度も回っていたのでした。
浦添では人気の高いそば屋 「てだこ」 に寄りました。
市立図書館の近くにあります。
午後5時少し前という中途半端な時刻だったので、店はがらがらでした。
ここは注文を受けてから生麺を茹でるタイプです。
ここでは 「とうふそば」 にしました。
名前から 「ゆし豆腐」 が乗っているものかなと思って注文したのですが、
なんと 「麻婆豆腐」 が乗っている変わったタイプでした。
最初、失敗したと思ったのですが、これが意外に美味しかったです。
程よい辛さの麻婆豆腐はスープとも合っていて、なかなかでした。
中サイズで650円でした。
ちなみに、「タコスそば」 という怪しげなものもメニューありました。 トマト、レタス、チーズを好みでトッピングできると書いてあったのですが、 どんなものなのでしょう?
「てだこ」 の後は那覇のホテルに戻りました。 さらに夕食を食べる余裕は無かったので、 ホテルから歩いて行けるダイエー那覇店で御土産を物色して、 この日は終わりにしました。