那覇空港の名護バスターミナル行き高速バス（111番）の乗り場は2番です。
ターミナルビルの4番出口（ANA側の端、JAL側からは遠い）のすぐ前にあります。
高速バスは6:40〜17:30に12便が運行されていて、所要時間は1時間45分ほどです。
名護行きのバスはこの他に一般道を行く120番が1時間に1〜3本（8:40〜20:03）あります。
海の綺麗な西海岸を行くので車窓を楽しむのには良いのですが、
所要時間が2時間30分〜3時間なので、お薦めはしません。
高速バスは4社が共同で運行しているのですが、今回は 「東陽バス」 でした。 大きな荷物も車内に持ち込むのが基本のようです（でも荷物スペースは無い）が、 終点まで行くことを伝えたら床下のトランクを使わせてくれました。 途中のバス停でトランクへの出し入れをするのは困るけれど、 始発終点ならOKということのようです。 なお、この路線には様々な形式のバスが使われているので、 いつもトランクが使えるとは限りません。 利用者としては統一しておいて欲しいところなのですがね。
この日の昼間の気温は25度ぐらいでした。 朝、東京を出たときは5度ぐらいだったので、真夏のように感じてしまいます。 ターミナルビルもバスも当然のように冷房を入れていました。 12月だというのに。
名護のバスターミナルには14:50ごろに到着し、ターミナルの隅で輪行を解除しました。
飛行機輪行に備えて壊れ易いもの（ボトルホルダーやミラー）を取り外していたので、
30分ほど掛かって準備完了。
すぐ近くにある 「ホテルゆがふいんおきなわ」 に向かいました。
「ホテルゆがふいんおきなわ」
はバスターミナルから海側に300mほどのところにあます。
チェックイン時間は16:00からでしたが、
部屋の準備ができているということでチェックインの手続きを済ませ、
部屋に荷物を置いてから名護市内のポタリングに出掛けました。
建物の内部は全体が吹き抜けになっています。 設備は少し古い感じですが、綺麗にメンテされていました。 名護はホテルが多くないので、ネット予約できたというだけでここを選んだのですが、 気持ちよく利用できました。
客室からの眺望もなかなかで、晴れていれば名護湾に沈む夕陽が綺麗なはずです。
ホテルから市街の中心に向かって少し行くと 「名護市役所」 があります。
とてもユニークな役所らしくない建物です。
通風を良くし陽射しを遮る構造になっているそうです。
緑も多く取り込まれていて良い雰囲気です。
あちらこちらに居るシーサーは全て違っているので、
それを見比べるだけでも楽しめる建物です。
個人的には名護市内で一番の観光ポイントではないかと感じています。
名護市街の南東の端にある 「ひんぷんがじまる」 です。
推定樹齢300年のがじまるで、
樹高は19m、樹冠の広がりは直径30mという立派なものです。
しかし、道路の真中に立っていて、がじまるらしい雑然とした力強さが弱い感じです。
県指定の天然記念物です。
名護市街を少しうろうろした後はそばを食べに行きました。
比較的新しい店で評判の良い 「むかしむかし」 です。
名護市街から北に3.5Kmほど行った中山にあります。
県道84号線の名護パイン園のある丘を越えた先の坂道の途中にあります。
ダンプが頻繁に通る道を登って行かなければならなかったので、
距離の割りに疲れる道のりでした。
食べたのはソーキそばの小（550円）です。
木灰を使った昔ながらの自家製麺ということですが、少し腰が弱いかなあという感じです。
きしめんのように平べったい麺ですが、これは本島北部の共通の特徴にようです。
スープはあっさり目と聞いていたのですが、少し濃いように感じました。
それが麺に合っていて、なかなか美味しかったです。
ソーキは少し甘めの味付けで、私の好みではありませんでした。
私には普通のそばのほうが良かったみたいです。
食べ終わると17:30を過ぎていたので名護市街に戻りました。 暗くなる前には市街に戻りたいですからね。 沖縄とはいえ冬至が近いので、17:30少し過ぎに日没になり、18:00には暗くなってしまいます。
市街に戻って最初に向かったのは 「新山食堂」 です。 かなり評価の高い有名店なので期待していたのですが、閉店した後でした。 19:00まで営業という情報だったのですが、売り切れたのかな？ 市街をうろうろした時に店の前を通っていて、その時には開いていたのですが... とても残念です。
次に向かったのはそば屋ではなくタコス屋の 「ジャンバルターコ」 です。
東江（あがりえ）のサンエーの向かいにあるのですが、
ちょっと怪しげな外観なので、すぐ見付けることができました。
なぜか外の看板は 「ジャンバルチキン」 になっていました。
普通の牛肉を使ったタコスの他に、チキンのタコスがあることが特徴のお店なのですが、
今回は 「チキンチーズライス」 にしました。
これが 「チキンチーズライス」 です。
ご飯の上にローストチキンをバラバラにしたものを乗せ、
さらにチーズをたっぷりと乗せてあります。
これにサルサソースを好きなだけ掛けて食べます。
タコライスの親戚といったところでしょうか。
味のほうは、まあ美味しいけれど... いま一歩という感じでした。
ご飯とチキンが熱々でなく、ぬるくなっていたのが敗因と思います。
それから、チーズのこってりした味に途中で飽きてしまったので、
レタスのトッピングを追加したほうが良かったようです。
アイスティーを付けて997円でした。
最後に寄った店はホテルの比較的近くにある 「宮里そば」 です。
とても人気のある店で、この日も夕飯を食べに来た家族連れで賑わっていました。
大きな店なのですが、プレハブのような作りです。
自販機で食券を買うスタイルです。
そば屋なのですが、スパゲッティやカレー（食べている人が何人かいた）もメニューにありました。
どのような味なのか気になるところですが、やはり、そばにしました。
ここで食べたのは 「三枚肉そば（500円）」 です。
麺は平べったいものですが、思ったより腰があり、出汁とも良く合って美味しかったです。
量はかなり多めです。
三枚肉が5切れほどと結び昆布が乗っているのですが、これが好みに合いませんでした。
甘辛い味付けがとても濃かったのです。
煮詰め過ぎたという感じでもあるのですが、夜に行ったからなのでしょうか？
以上の3軒でお腹はいっぱいになりました。 内容的には少し欲求不満だったのですが、これ以上食べるのは無理そうです。 コンビニでデザートを買ってホテルに戻ったのでした。