2003/03 熊本・天草・島原 - 2日目午後

2003年3月の 「熊本・天草・島原 ツアー」 の2日目午後のレポートです。 高速船で本渡に着いた後、島原下島の東海岸を通る県道を辿って南端の牛深まで走りました。 熊本港までの道で苦しめられた北西の風がここでは追い風になり、 多島海の奇麗な風景もあり、気持ち良く走ることができました。


天草を走り始めてすぐの本渡の街中に変わった橋がありました。 天草の上島と下島を結んでいる歩行者・自転車専用の橋 「瀬戸歩道橋」 なのですが、 船が通る時に橋桁が上がるようになっています。 ワイヤーで吊り上げる構造のようです。


ちょうど船が来たので橋桁が上がる様子を見ることができました。

奥に見える高い橋は自動車が通れる 「瀬戸大橋」 です。


この前後の写真に写っている川のようなのは、海 です。 天草の上島と下島の間にある 「本渡瀬戸」 です。 左が上島で右が下島になります。 長さは約3Kmほどありますが、幅は100m前後しかありません。 とても狭い水路ですが船の通行は多いそうです。


本渡瀬戸の南端近くのにある集落です。 ここに限らず、東海岸の漁村では屋根に鯱がある大きな家が目につきました。 黒っぽい柱と屋根に白い壁の組合せというのが良いですね。


本渡市から新和町に入った所にある湾です。 天草下島の東海岸には写真のように深く入り込んだ湾が多くあります。 湾の入口で渡ってしまえれば数100mですむところを、 道路は湾に沿って蛇行するので数Kmの道のりにあることもあります。 写真の左側に見える海岸を走ってきて、これから右側に見える海岸を走ります。 とても損した気持ちになってしまいますが、 変化に富んだ地形だからこそ奇麗な訳で、しかたないですね。


天草下島の東海岸の風景です。 入り組んだ海岸線と多くの島々が美しい風景を作っています。


島原下島の東海岸を通る県道は、海岸を通っているからといって全てが平坦ではありません。 半分ほどは標高50mほどの間を登ったり下ったりという感じで、 標高120mを越えるところも一箇所だけあります。 また、この写真のように半島の付け根を越えるなどで少し内陸側を通る箇所もあります。 車の通行はとても少ないようです。 しかし、こんな道でも1日に数本のバスが通っています。 あちらこちらにバス停があるので、 途中でリタイアしても牛深まではたどり着けます。


本渡から約50Km走ったところで牛深が見えて来ました。 拡大した写真の中央に牛深の港に架る 「ハイヤ大橋」 が見えているのが判りますか? 時刻は午後5時ですが、ここまで来れば、あとは30分ほどで到着できるはずです。


牛深に着いた後で少し迷ったために宿に着いたのは午後6時を少し過ぎていました。 この日の宿は 「民宿ほてい」 です。 ネット上で予約可能だったので選んだ宿です。 ところが、到着してみたら、すっかり忘れられていたのです。 えー、とびっくりしてしまったのですが、 他に1組泊まっているだけみたいで、すぐに部屋に通されました。 航空券を確保した2ヶ月前に予約を入れたのですが、 それが普通の予約時期よりも早すぎたのが原因のようです。

自転車は折り畳んで玄関に置かせてもらいました。


案内された部屋は炬燵のあるとても広い部屋でした。 12畳ほどで、奥に8畳ほどの部屋が続いています。 泊まるのは1人だけなんですけれどね。 早速、お風呂に入って、炬燵でくつろぎました。


本日の夕食です。 刺身(これで1人分ですか?)、鮑の刺身と腸、 ウニ(変な臭みが無くて美味しい)、ウチワエビ(変な形だけれど美味)、 焼魚(鯛?)、サザエなど3種の貝の壷焼など。 食べ過ぎで苦しくなってしまいました。 ちなみに、1泊2食付で8,000円(税込)でした。