2003/01 冬の沖縄本島 - 3日目

2003年1月の 「冬の沖縄本島ツアー」 の3日目のレポートです。
3日目は曇りで、遅くなって雨になる予報でした。 そこで、まず、中城(なかぐすく)城跡まで行き、 その先は天気の様子を見ながら、勝連城跡、海中道路方面を目指すことにしました。


那覇からは内陸部の何度かアップダウンのある県道を通り、 約2時間で中城(なかぐすく)城跡に到着しました。 あまり良くない予報にもかかわらず、天気は上々、 気温も高く、汗ばむような状況でした。


中城城跡は前日の座喜味城跡と似た感じですが、ずいぶん規模が大きく、解放感があります。 天気も良かったので、御弁当を持ち込んでゆっくり休憩したくなりました。 なお、ここは入場料300円が必要です。


中城城跡からの眺望はすばらしく、 太平洋側と東シナ海側の両方を見ることができます。


天気が良く、暖かいので、すっかり春の感じです。


こちらの写真は中城城跡のまん前にある謎の廃虚です。 目の前にあるので、いやでも目についてしまいます。 古いホテルの跡らしいのですが、増改築を重ねたようで、複雑で入り組んだ形をしています。 上部は建設途中で放棄されたらしく、柱と床しかありません。 すいぶん前からあるようですが、取り壊されもしないで、この姿を晒しています。


中城城跡の見学を終えた後は、まだ天気が良いので、勝連城跡、海中道路方面に向かいました。 まずは、城跡のある丘から太平洋側に向かっての快適なダウンヒルになるのですが、 その途中あったのが 「北中そば」 です。 ちょうど12時になったので、ここで昼食にしました。 地元の人が多く利用する普通のそば屋みたいで、そばだけでなく定食もありました。 味付けは濃い目だと感じました。


太平洋側に下ってしまうと、しばらく、埋立地の中のバイパスのような道を走ります。 平坦で広い道です。 景色は良くないのですが、快適に走ることができました。 この道には、夏だけのものと思っていた 「アイスクリン」 売りが出ていました。 しかし、今度見掛けたら止まって食べようと思っていたら、次はありませんでした。 この道が始まってすぐの運動公園の近くだけに出ていたようです。 ちょっと残念でした。


埋立地の中を走り勝連半島の付け根まで到達したら、 そのまま半島を越えての向う側に出ます。 峠越えということになりますが、ピークでも標高50mです。 ここを越えると金武(きん)湾の奇麗な海が見えてきます。


金武湾側の海岸に出たところにパーラーがあったので、そこで休憩しました。 しかし、今日の天気予報はなんだったのでしょう? 青空に白い雲がぽつぽつと浮かぶ、とても気持ち良い天気が続いています。 なので、思わず、アイスクリームを食べてしまいました。


金武湾側の海岸を少し走ると、海中道路に繋がります。 海中道路は浅瀬を埋め立てて作った道路です。 約4.5Kmの長さがあり、途中、2箇所が橋になっています。 とても気持ちの良い道ですが、この日は強い横風を受けて大変でした。


左は海中道路を渡った先にある平安座(へんざ)島です。 この島のほとんどは石油の備蓄基地で、巨大な石油タンクが沢山並んでいます。 その先には宮城(みやぎ)島が見えています。

右は平安座島の隣にある浜比嘉島です。 周囲にリーフが発達しているのが海の色からも判ります。 漁船も数隻浮かんでいて良い雰囲気です。 ここへは橋で渡れるようになっていたので、こちらに向かうことにしました。


浜比嘉島に渡ってみると、離島の雰囲気がずいぶん残っていて良い感じでした。 サンゴを積んだ石垣や瓦屋根の家も残っていました。 思いがけない収穫です。


浜比嘉島で離島の雰囲気を楽しんだ後は那覇を目指して戻ります。 帰路は寄り道することなく、淡々と走る予定でしたが、 ちょうど勝連(かつれん)城跡の脇を通ったので、寄ってみることにしました。 勝連城跡は下から見ると小さくて殺風景な感じで、おまけに、 石垣の修復工事中だったのでパスしようとも考えたのですが、 上に登ってみたら、寄ることにして本当に良かったと思いました。 ここからの眺望は最高です。 言葉では説明できないので、 そのパノラマ写真を別ページに掲載します。


帰路の途中で沖縄市(コザ)を通過しました。 本当は細かく見て回りたい街なのですが、残念ながら時間がありませんでした。

沖縄市からは主に国道330号線で那覇に向かいます。 やや交通量が多いのですが、路肩も広く走りやすい道です。 しかし、この日は天気が良過ぎました。 天気予報は完全にはずれて、ずっと晴れています。 そのため、西日ががんがん当たって、かなり暑く感じました。 海沿いの道では昼間の日差しも気にならなかったんですけれどね...


写真は 「KING TACOS」 の普天間店です。 ちょうど帰り道にあったので、ここでタコライスを食べることにしました。 チーズとトマトの有無を指定できます(デフォルトは両方とも無し)。 また、小サイズの指定もできました(メニューには書いてないみたい)。 KING TACOS は大盛りで有名なので、小サイズがあるのは助かりました。

この後も国道330号線で那覇に向かいました。 この国道ですが、浦添市内の部分はまるで高速道路のような感じで、 自転車で走っていると、やばい所に迷い込んでしまったと思ってしまう状況でした。 歩道はあるのですが自転車通行可にはなっていなくて、 外側の車線には、わざわざ、「自動車・二輪車・軽車両」 と明記されています。 しかし、この道の構造は高速道路と似た作りで、 交差点は無く、他の道路とはインターチェンジの形式で繋がるようになっています。 そのため、制限速度の50Kmはぜんぜん守られていなくて、車はがんがん飛ばしています。 それでも普通の区間は路肩が広いので良いのですが、 インターチェンジの合流分岐ではビビリました。 そのため、結局、途中から歩道を走ることにしてしまいました。

ホテルに帰着したのは午後7:30ごろでした。 かなり汗をかいたので、シャワーを浴びてから夕食を食べに出かけました。 事前の調査もなく、外観で判断して入った店なのですが、 居酒屋 「りゅうび」 はなかなか美味しい店でした。 特に、お勧めメニューにあった 「小豚のソーキの網焼」 は美味しかった。 ただ、大き過ぎて食べるのが大変でしたが...