2003/01 冬の沖縄本島 - 2日目後編

2003年1月の 「冬の沖縄本島ツアー」 の2日目のレポートの前編です。
2日目は、旅行期間中で最も良い天気になる予報だったので、 高速バスで名護まで行き、そこから西海岸沿を那覇まで走って戻ることにしました。 後半は、読谷村の幾つかの観光ポイントを回った後、 北谷でりんけんバンドのライブを楽しんでから、那覇に戻る計画です。


読谷村に入ると道は海岸を少し離れて残波岬へと向かいます。 残波岬は東シナ海に突き出すようになった岬で、 恩納村の海岸とは対照的に、断崖の続く荒々しい姿が特長です。


この残波岬の駐車場では、珍しくなった移動パーラーが営業しています。 毎日、ここまで走って来るそうで、ちゃんとナンバープレートも付いていました。 ここのソフトクリームはブルーシールのものです。


残波岬の次は座喜味城跡に向かいました。 城跡ということで小高い丘の上にあり、そこまでの道は登りがほとんどです。


座喜味城跡は石垣があるだけなのですが、 この石垣が描く曲線と直線の組合せが美しく、 もろに観光地になっている首里城よりもずっと良い感じです。 石垣の上は見晴らしも良いです。


次に向かったのは読谷補助飛行場です。 座喜味城跡から坂を下ってゆくとあります。 正式には米国海兵隊施設なのですが、 日米共同管理という名目で日本側が利用していて、 読谷村役場、野球場、道路、砂糖きび畑などが中にあります。 でも、立入禁止の看板も残っていたりします。 それには、「米国海兵隊施設 米国用地に無断で立入ることを禁止する、 違反は日本国の法律に依って罰せられる」 と書かれています。


この中にある滑走路を転用した道路は、砂糖きび畑の中を一直線に走っていて、 自転車でも思いっきり走ることができます。

砂糖きび畑では収穫が行われていて、 葉を落して茎だけにした砂糖きびの束が何個もありました。


左の写真は楚辺通信所、通称 「像の檻」 です。 潜水艦との通信を行う施設で、読谷補助飛行場のすぐ西隣にあります。 こちらは現役の米軍施設、本当に立入禁止です。 でも、ゲートが開いたままで警備員もいませんでした。

この前の道路は海側に向かって下って行くのですが、 そこからは奇麗な夕日を見ることができました。 今まで、なかなか晴れなかった空が、突然、晴れてきたのです。 とてもドラマチックな夕日で奇麗だったのですが、 なんで、もっと早くから晴れてくれなかったんだと叫びたくもなりました。


楚辺通信所からは北谷(ちゃたん)方面を目指して進んだのですが、 写真は、その途中にある米軍施設のゲートです。 ここには、なぜか、鳥居があります。 ここは 「トリイステーション」 という通信関連の施設で、神社があるわけではありません。 どうも、日本に進駐してきた米軍は鳥居がとても気に入ったようで、 あちらこちらに鳥居を作っていて、沖縄だけでなく厚木基地の中にもあるらしいです。


りんけんバンドのライブを見るために北谷に向かう前に少し食べておこうということで、 「嘉手納ロータリードライブイン」 に寄りました。 ここは24時間営業のドライブインで、幅広いメニューが揃っているのですが、 「ジャンボチーズバーガー」 が有名です。 かなり大きな長方形をしたハンバーガーで、 トマトと生玉葱のスライスが乗っていて美味しいです。 なお、道路工事などの関係で仮の店舗で営業していました。 ガイドブックの写真とは異なるので注意が必要です。

※ ロータリードライブインは、 2003年4月にオープンした 「道の駅 かでな」 の2階に移転し、 「UP-KITTY」 という名前で新装開店したそうです。 チーズバーガーは健在とのこと。


嘉手納ロータリードライブインの向かいにある 「安保の丘」 からは嘉手納基地の中を見渡すことができます。 極東最大の空軍基地だけあって、さすがに広大です。


嘉手納ロータリードライブインから30分ほどで北谷に到着です。 ここにあるライブハウス 「カラハーイ」 でりんけんバンドのライブを見ました。 月に1〜2回しか行われないためいつも満席になるので、予約は必須とのこと。 それに、予約しておくと料金が安くなり、お徳です。


ライブが終ると午後10時を回っています。 北谷の夜はまだ賑わっていましたが、 北谷を後にして那覇までのナイトランを敢行しました。 ほとんどが幹線道路の走行ですが、外灯もなく真っ暗な箇所もあるので、 明るいライトを用意して走ります。 気温も下がっているので、風避けにライトシェルも着ました。 所要時間は1時間ちょっとです。

途中、コンビニに寄って、ホテルに到着したのは午後11時半ごろでした。 出発からは16時間を経過しています。 充実した1日でしたが、さすがに、疲れました。