2002/10 沖縄 西表島 - 浦内川観光

島の西部を走った際に、自転車を置いて浦内川観光をしました。 ここはボートと歩きでしか行くことができないのですが、 浦内川は西部で一番の観光ポイントで、 西表の自然を気軽に体験できるところなので紹介します。


浦内川は沖縄県内最大の川で(といっても全長約39Kmしかありませんが)、 下流部にはうっそうとしたマングローブ林が広がっています。 下流部は、どこまでが川で、どこからが海なのかは判らない状態で、 海水と淡水が入り交じり、潮の満ち引きがあります。


浦内川観光の船着き場です。 県道の橋の上流側すぐにあり、ここから観光船やカヌーが発着します。 約8Km上流にある 「軍艦岩」 まで行くことができます。


浦内川観光の観光船です。 約20人ほど乗ることができます。 所々で説明をしながら約30分で軍艦岩まで行きます。 往復で1500円です。


カヌーでじっくり楽しむこともできます。 行きは観光船で帰りはカヌーという組合せもできるそうです。


ヤエヤマヒルギです。 塩分や波に強いマングローブで、船着き場より下流側に多いようです。 この写真は県道の橋から撮りました。 枝状に分岐した支柱根が特長です。


メヒルギです。 塩分が弱いほうを好み、船着き場の上流側に多いようです。 支柱根が無く、幹の根本が板根のようになっています。 木肌の色が赤みがかっていて、葉の先が丸くなっています。


オヒルギです。 マングローブ湿地の内陸側に広く発達するものです。 屈曲膝根という、膝を曲げたような形の呼吸根が特長です。 葉の先が尖っています。


オヒルギの屈曲膝根です。 地面を覆いつくすようになっていました。


中流のマングローブ林の様子です。 手前側がメヒルギ、奥がオヒルギになっていました。


軍艦岩近くの川岸の様子です。 この付近になるとマングローブはなくなります。


軍艦岩と帰って行く観光船です。 乗客を下ろすと、帰りの時間を確認して、引き返して行きました。 この時は乗客は私一人だけだったので、原生林のまっただ中に一人だけになってしまいました。 ちょっと心細かった。
ちなみに、ここでは携帯は通じませんでした。 西表島は海岸部と周辺の海上なら大丈夫なのですが、 内陸部に入ると山影になるため駄目なようです。


軍艦岩から見た上流側の様子です。 大きな岩がごろごろしている渓流になっています。 あまりに急激な変化です。 ひとつ前の写真とほぼ同じところから写したとは思えません。 これではカヌーも無理です。


軍艦岩からは 「浦内川自然研究路」 が整備されています。 これをマリユドゥの滝まで歩くことにしました。


左はキノボリトカゲ、 右はヒカゲヘゴとオオタニワタリです。


変わった形の木や小さな滝もあります。


軍艦岩から30分ほど歩くと展望台に着き、 そこからマリユドゥの滝を見ることができます。 大きな滝壷を持った奇麗な滝です。 日本の滝100選にも選ばれています。 展望台から10分ほど歩くと、滝の上流側に出ることもできます。


上流側から見たマリユドゥの滝です。