2005/12 鹿児島 - 4日目

4日目は天気が回復したので再び霧島山方面に出掛けました。 目指すは山腹にある温泉です。


4日目、天気は回復して国分は朝から晴れていました。 霧島の山々もくっきりと見えていました。


この日は最初に妙見温泉方面を目指して天降(あもり)川の土手道を進みました。 車も通る道ですが、それほど通らないので快適に走れる道でした。 遠くには霧島の山々が見えました。


天降川の土手道を走っていると、すぐ上を何度も飛行機が通過してゆきました。 進行方向左手の山の上に鹿児島空港があるので、 そこに接近する飛行機の経路になっているようでした。


天降川の土手道は国分から妙見温泉の中間ぐらいまでありました。 写真に写っている橋がその終点で、その先は国道223号線を走りました。


国分から近い妙見温泉は最終日に訪れる予定なので通過しました。 妙見温泉からは県道470号線に入ったのですが、 その入口部分は県道とは思えない細い急坂の道でした。 写真はその坂の途中、水力発電所の上から見た妙見温泉です。


道が細かったのは最初の1.5Kmほどの区間だけで、その先は綺麗に整備されていました。 坂も緩くなり気持ち良く走れる道になりました。 整備された区間になって後を振り返ると、 妙見温泉から続く谷の眺望が素晴らしかったです。


進行方向右側には 「犬飼滝」 を見ることもできました。 木で隠れていて部分的にしか見えませんでしたが。 遊歩道を谷に下りて行けば全体を見上げることができるようでしたが、 パスしました。


県道470号線は 「犬飼滝」 を越えると坂は緩くなり平坦と言ってもよい程になりました。 車の通行も少なく、とても快適な道でした。 並行する川は 「中津川」 です。

この写真の少し先で県道470号線は右折して霧島神宮駅方面に向かうのですが、 私は直進して中津川に沿って進みました。


中津川に沿う道で横瀬という集落まで走った後は、 霧島ゴルフクラブの横を通る林道を経由して丸尾方面に向かいました。 その林道の前半はかなりの急坂で平均で10%近くありました。


前日までの悪天で紅葉していた葉は全て散ってしまったようで、 道端に落葉が吹き溜っていました。 雪は日陰に少し残っているだけでした。


丸尾に到着したのは午後1時近くになっていました。 のんびりし過ぎたようですが、 この先、多く走る予定でなかったので昼休みはしっかり取ることにしました。 昼食は 「湯けむり広場 パライソ」 にある食堂で食べました。 いかにも観光客向けの施設なのですが、食堂メニューは普通の定食や蕎麦でした。


「パライソ」 の前では温泉饅頭が売られていました。 無人販売になっていて、缶に代金を入れ、 もうもうと湯気を立てている蒸篭から自分で饅頭を取り出すようになっていました。 温泉饅頭として売っていたのですが、 中にむらさき芋の餡が入ったカップケーキという感じのものでした。 カップは竹の皮で作ってりました。


丸尾から霧島神宮方面に少し進むと 「丸尾滝」 があります。 あまり大きな滝ではありませんが、 ここを流れる水には多くの温泉水が含まれているようで、 青っぽく濁った色をしていました。


丸尾から霧島神宮方面に2Kmほど進んだ所から林道に入り、湯之谷温泉に向かいました。 舗装はされていましたが、かなり荒れた道でした。


林道を少し進むと排水管から勢い良く湯が流れ出ていました。 わざわざ 「源泉掛け流し、温泉排出口」 と表示してありました。 こんな所でまでPRしなくても、と思ってしまいました。


湯之谷温泉にあるのは 「湯之谷山荘」 一軒だけです。 ここはラムネ泉(炭酸泉)が有名です。 1m四方ほどの小さな浴槽にドバドバと温泉水が投入されていて、 それが炭酸水なので全身に泡が付くというものです。 水温は30度ぐらいの冷たい水なので、もうひとつの熱い硫黄泉と交互に入るのが良いそうです。 しかし、ラムネ泉の浴槽は小さいので順番待ちでなかなか入れず、 交互に入るというのは難しいようです。 私は1回しか入れませんでした。 あと、期待したほど泡は付きませんでした。 ラムネ泉はおびただしい量の湯の華が含まれていて白く濁って見えました。 硫黄泉のほうは少し青みがかった濁り湯でした。 床も浴槽も木で出来ていて雰囲気は良い風呂でした。 露天風呂もありましたが、私が行った時間帯は女性専用で入れませんでした。


湯之谷温泉の次は丸尾に戻ってから県道1号線を登って硫黄谷温泉に向かいました。 途中、源泉の近くを通るので、湯煙がすごかったです。


丸尾から1.5Kmほど、標高差で100mほど登ると硫黄谷温泉です。 ここには 「霧島ホテル」 という巨大な温泉旅館があります。 ここは冗談のような巨大な風呂で有名です。 小学校のプールのような大きさの浴槽にとてつもない量の湯が掛け流しになっていました。 お湯は水色の薄く濁ったもので綺麗でした。 メインの浴槽の他に何種類もの泉質の異なる浴槽がありました。 小さいながらも露天風呂もありました。 お湯の量も質も最高なのですが、ちょっとリラックスできないお風呂でした。 入浴料はちょっと高くて1000円でした。


「霧島ホテル」 にも温泉排出口があり、 風呂の規模にみあう量のお湯が吐き出されていました。 ちなみに、この川の下流に 「丸尾滝」 があります。

この日も帰りは暗くなってしまいました。 新しい道を試す訳にもいかないので、来た道を国分まで戻りました。

この日の夕飯はホテルから徒歩5分ほどの中華屋で食べました。 ラーメンや中華の定食だけでなく蕎麦や丼物までやっている店で、 普通の味でした。 店の名前は、忘れてしまいました。