2005/06 北海道 美瑛 - 4日目

最終日は少し天気が回復して朝には青空も見えました。 帰りの飛行機は夕方の便で、荷作りの時間を考えても午後3時ぐらいまで走ることができたので、 再び丘めぐりをすることにしました。


最初に宿のすぐ近くの丘(名前は無いようです)に登ってみました。


美瑛原野4線から3線に抜ける農道が通っている丘で、美瑛市街を見下ろすことができます。 この日は雲は多かったものの、前日までと違って遠くまでくっきりと見えるようでした。 この丘にはなかなか良い形の木がありました。 背景の青空がもう少し多ければ良い写真になりそうです。


市街を横断して 「みどり橋」 で美瑛川を渡りました。 前日までの雨の影響か、川は水量が多く濁っていました。 残念ながら、雲が多くて大雪山や十勝岳は見えませんでした。


初日にも来た 「新栄の丘」 からの眺望もだいぶ良くなっていました。


美馬牛から西側、瑠辺蘂方面を見た眺望もなかなかでした。


前日は瑠辺蘂の隅をちょっと走っただけでしたが、 この日は中心を縦断するように走りました。 独特なデザインの校舎を持つ 「西美小学校(休校中)」 の前の坂からは十勝岳がはっきり見えました。 ただし、雲があったので裾野だけですが。


瑠辺蘂第三からは幾重にも続く丘を眺めることができました。


瑠辺蘂で良く見掛けたのが 「○○宅前」 という名前のバス停です。 他の地区にも少しだけあったのですが、瑠辺蘂には何箇所もありました。 きっと、細かい地名が無くて他に名付けようがなかったのでしょう。 それに判り易いですしね。 ちなみに、ここを走るバスは美瑛町のスクールバスです。 スクールバスですが、一般の人も料金を払えば乗れるそうです。


瑠辺蘂の道は丘のアップダウンは無視して直線に作られているので坂ばかりです。 自転車には厳しい地区です。 また、食事ができる店はほとんど無いので、 私はこの道は進まずに 「パッチワークの路」 方面に戻ることにしました。 既に正午を回っていたので。


「パッチワークの路」 と呼ばれる地区の東端、 「北西の丘」 の近くまで来た時に薄日が射してきました。 たとえ薄日でも、曇りとは色の鮮やかさが全然違いますね。


昼食は 「美瑛ポテトの丘ユースホステル」 の敷地内にある 「ブラン・ルージュ」 で食べました。 「ヴォリュウムたっぷりな欧風家庭料理を手頃なお値段で」 というコンセプトの店で、 ユースホステルの建物からは少し離れた林の中にありました。


ここでは 「若鶏のキャベツ煮」 をデザート、コーヒー付きで頼みました。 コンセプトのとおり、かなりヴォリュウムがありました。 なかなか美味しかったのですが、季節的にちょっと合わなかったですね。 食べていて汗だくになってしまいました。

この昼食を食べている最中に激しい雨に襲われました。 ちょっと前まで薄日が射していたのですが、急変したようです。 とても外に出られる降り方でなかったので、食べ終わった後もしばらく店内で待つことにしました。 結局、この店には1時間半も長居してしまいました。


結局、その後も天気は回復しないで小雨が降り続きました。 といっても雨具を着込むほどではなかったので、そのまま走りました。 昼前に見えた青空はどこにも無く、ベタッと雲が覆う空になってしまいました。 時間切れになったこともあり、宿の戻ることにしました。


途中、「パン工房 小麦畑」 に寄りました。 機内での夕食を買おうと思ったのですが、 店内には食パンが1斤残っていただけで、売り切れていました。 残念!


美瑛市街に戻る坂からは市街のほうが明るくなってきたように見えました。 しかし、一次的なものだったようで、その後も雨は降り続き、 宿に着く頃には雷まで鳴り始めてしまいました。

自転車のパッキングは玄関の軒下を借りて行いました。 濡れた自転車をそのまま詰めたくはなかったのですが、 小さな端切れのウェスがあっただけなので、一部しか拭き取ることはできませんでした。 トラベルケースの発送ですが、 宿の方に郵便局に電話して確認してもらったところ、すぐに集荷に来れるとのことで、 待っているだけで発送することができました。

午後5時すぎ、宿の方に美瑛駅前まで送ってもらい、 パン屋で夕食を確保してからタクシーで旭川空港に向かいました。


空港ではセキュリティチェックの前に長い行列が出来ていたので、 売店を軽くチェックした後、すぐ列に並びました。 旭川空港はセキュリティチェックの場所が少ないので、 すぐ長い行列が出来てしまうようです。 天気のほうは搭乗する頃になってやっと雨が止んだようです。


帰りの飛行機からは地上では見れなかった綺麗な夕陽を見ることができました。 今回の旅行は天気が悪くて、不満が多く残るものになってしまいました。 また必ず来て、その不満を解消しようと心に決めたのでした。