石垣市街からは、まず、県道79号線で川平方面を目指します。
前日とほぼ同じコースですが、寄り道なしで走ります。
名蔵湾は潮が満ちていて、マングローブの小さな木が絵になってました。
川平のヨーンの手前の分岐を右折し、米原（よねはら）方面に向かいます。
ここから前日とは異なるコースに入ります。
右折するのですが同じ県道79号線です。
途中、川平湾方面に視界が開けるところに駐車場があり、そこで写したのがこの写真です。
この日は雲が多く、海の色がいまいちでした。 ちょっと残念。
でも、自転車で走るのには暑すぎないで良かったかもしれません。
石垣市街から23Kmほどで米原の集落です。
ここには石垣で一番美味しいと言われている
「トミーのぱん屋」
があります。 写真の建物の1階にある1坪ほどの小さなお店ですが、
焼きたてのパンの良い香りがいっぱいでした。
早速、昼食用にとカレーパン（大きい）と豆のパンを買ったですが、
紙袋に入れて渡されたパンは温かく、とても良い香りを発散していたので、
昼まで待つのは止めて、すぐ近くの米原ビーチで食べてしまいました。
美味しかった！
ところが、2003年11月で店を閉めることになったそうです。
付近一帯の地主さんが変わり、再開発されることになった影響らしいのですが、残念です。
場所を変えてでも再開してほしいです。
※ 場所を変えて営業を再開しました。
米原の集落の1.5Kmほど手前（川平より）で県道から海側に少し入ったところです。
店は県道からは見えないのですが、入口に小さな看板が出ています。
なお、紛らわしいことに、
元の場所（上の写真の所）では別のパン屋が営業しています。
間違わないように注意しましょう。
米原には観光名所 「ヤエヤマヤシ群落」 がありますが、県道から見るだけで先へ進みました。
この付近の道は写真のようにアップダウンを繰り返しています。
石垣市街から32Kmほどで 「吹通（ふきどう）川のヒルギ群落」 に到着。
石垣島最大のヒルギ（マングローブ）の群落だそうです。
ここではカヌーツアーが行われていて時間があったら試したいところですが、
最北端を目指しているので駐車場から見るだけにしました。
カヌーツアーは数時間あれば試せるみたいですが、潮が満ちている時が良いらしいです。
石垣市街から約40Km、
県道79号線が伊原間（いばるま）に向かって右に大きく曲がると石垣島の北部が見えてきます。
伊原間より北は細長く突き出た半島になっています。
道も周回路でなく1本道（県道206号線）になります。
県道206号線は79号線に比べると整備状態が良くないようで、 ひび割れや波打ったところが多くありました。 しかし、自転車で走るに問題になるほどではありません。 車の通行はとても少なく、快適に走れました。
相変わらずアップダウンを繰り返す道を走り、
石垣市街から約50Kmのところまで来ると、最北端が見えてきました。
あと少しです。
石垣市街から約55Kmで最北端の集落 「平野」 に到着しました。
「注意 200m先行き止まり」 という表示が出ていて、県道はぷっつりと切れていました。
行き止まりで左折すれば畑の中に細い道が続いているのですが、県道はここまでです。
この集落は私と同じ名前なので、 どこかに名前が書かれたものはないかと探したらバス停がありました。 バスは1日に3本だけです。
最北端の集落の次に 「平久保崎灯台」 に向かいました。
そこが島の最北端になります。
県道を少し引返してから枝道を800mほど入った高台にあり、
素晴らしい展望が広がっていました。
完全に曇ってしまい海が灰色っぽく見えたのが残念でした。
最北端を制覇した後は南に戻るだけです。 伊原間までは来た時と同じ県道206号線で、 その先は国道390号線で石垣市街まで戻ります。
伊原間から少し南下したところに 「玉取崎展望台」 があったので、そこにも寄ってみました。
ここの展望も素晴らしかったのですが、天気がいまいちです。
少しでも晴れ間があれば海の色も違ったのですが...
国道390号線を南下中に雲はどんどん厚くなってきて、
ついに写真のように雨が降っているのを見掛けるようになりました。
この降り方ではすぐにびしょ濡れになってしまいます。
これはまずいと思い、スピードを上げたのですが、
白保の少し手前で雨が降り出してしまいました。
幸い、降り方は弱く雨具を着込むほどではなかったのですが、
気温も下がり、半袖短パンでは寒くなってしまいました。
予定では白保の集落に寄り道してゆくつもりでしたが、
ホテルを目指して撤退を急いだのでした。