2002/05 沖縄 - 沖縄へ

バス、飛行機を乗り継いで沖縄へ向かいました。 私にとって初めて体験するバス輪行、飛行機輪行です。 那覇空港に到着した後はホテルまで自走し、そして、近くの沖縄そば屋めぐりをしました。

飛行機輪行の準備

飛行機輪行の場合、 自転車は手荷物として預けることになるので、 自分の手元に置いて管理することができません。 多少粗雑に扱われても大丈夫なようにしておく必要があります。 そこで、以下のように対策をしました。

  • BD-3 を折り畳んだ状態で横に倒すと、ハンドルバーの前側が下になります。 自分の BD-3 では、狭いところに色々なものを取り付ける都合で、 ボトルゲージをハンドルバーの前側(普通とは反対)に取り付けてあるので、 横倒しになると、そこで自転車を支える形になり、破損の可能性が高いと思われます。 そのため、事前に取り外しておくことにしました。
  • ボトルホルダーを外すと、ブレーキレバーやライトが下に来ますが、 一部が突出する訳ではないので、クッション材で保護すれば良さそうです。 梱包に使われるビニール製のクッション材があったので、 それをハンドル部分に当てがうようにしました。 ペダルやセキサイダーは丈夫そうなので、特に対策はしませんでした。
  • ハンドルと前輪が動かないようにベルクロのストラップで縛り(重要!)、 イージーカバーをかぶせました。 ハンドルをフレームに引き寄せるようにして縛ることで、 ディレイラーと前輪が接触するのを防ぐことができ、双方の破損を防ぎます。 また、前輪をフレームに縛ることで、折り畳みが解除されてしまうのを防ぎます。 これは、電車輪行の場合にも行なっています。

自宅から羽田空港へ

自宅から羽田空港へは、普段なら、電車で行くのですが、 飛行機の時間に合わせると朝ラッシュの時間に都心を通ることになるので(この日は平日でした)、 自転車を輪行するのは辛いと思われました。 調べてみたところ、吉祥寺駅から羽田空港直通のバス(2001年夏に運行開始)があることが判り、 吉祥寺駅まで自走し(30分ほどの距離)、それを利用することにしました。 バスだと所要時間が確実でないため十分に余裕を見る必要があるので、 8:00 発のバスとし、自宅を 7:00 に出発しました。

吉祥寺駅から羽田空港の直通バスは、 京浜急行、小田急バス、関東バス、東京空港交通の4社で共同運行していて、 8:00 発は小田急バスが担当でした。 大きな荷物は係員が床下のトランクに入れるのですが、BD-3 は自分で入れました。 トランクは BD-3 を立てたままでも入る大きさでしたが、 中で荷物を固定できないので、走行中に倒れるのを避けるため、横倒しにしました。

羽田空港までは、高井戸から首都高に入り、 4号線〜環状線〜レインボーブリッジ〜湾岸線というコースでした。 首都高4号線を走行中は路面の繋ぎ目を通過する毎に強い振動があり、 ちょっと心配になる状況でした(結局は無事でしたが)。 羽田空港で下車するところでは、荷物を扱う係員はいなくて、 全て、自分で出すことになっていました。

飛行機輪行

今回利用したのは JAL です。 航空券はチケットレスにしてあったので、自動チェックインした後、 カウンターで BD-3 と荷物を預けました。 BD-3 は自転車ということで、例の、責任を取れないという書類(とても小さい)にサインをしました。 預けた後、カウンターの奥を観察していたところ、 どこかからかダンボール箱を出して来て、そこに BD-3 を立てたまま入れていました。 上 1/3 ほどは箱から出たままでしたが、とりあえず、立てた状態のまま運んでもらえそうでした。

那覇では BD-3 は普通の荷物とは別扱いされ、出口にいる係員から受け取りました。 自転車をお預けのお客様は云々というアナウンスはちょっと恥ずかしかった。

宿まで走る


那覇空港のターミナル前の歩道に置いた BD-3 と全荷物です。 ダイビングの機材や大部分の衣類(合計約30Kg)は事前に郵送してあるので、 BD-3 を含めて 30Kg ぐらいです。 大きいリュックサック型のカメラバッグは水中撮影用の機材とノートパソコンなどが入っています。


出発準備が完了した状態です。 セキサイダーに載せてあるバッグは、モンベルの 「ドライコンテナ」 です。 オートバイ用として売られているものですが、 完全防水のバックで、自転車で使うのにも良いと思います。 ちょうどセキサイダーに乗る大きさです。


那覇空港ターミナルビルです。 最近、オープンしたばかりで、羽田空港と似た構造になっています。 前には巨大な駐車場があります。
ここから、今日の宿である沖縄船員会舘まで走行します。 海沿いの道を行けば近いのが判っているのですが、チェックイン時間の関係もあり、 それとは反対の、モノレールのある側を探検しながら行くことにしました。


沖縄船員会舘です。
すみません、ここまでの途中の写真はありません。 1時間半ほど迷いながら走ったのですが、暑さと、突然現れる激坂と、 背中の荷物の重さに負けてしまい、写真を取る余裕がありませんでした。 まだ体が暑さに慣れていないせいでしょうか、ちょっと走っただけでばててしまいました。
沖縄船員会舘は船員厚生協会が運営している宿泊施設ですが、一般の人も利用できます。 ビジネスホテル並の設備で、1泊3,500円と格安です。


沖縄そばを食べよう


宿に荷物を置き、身軽になったので、少し走りたくなりました。 しかし、既に午後4時なので、あまり遠出はできません。 そこで、沖縄そばを食べに出かけました。 これは、そば屋へ向かう途中の国道58号線です。 片側3車線で、かなり通行量が多くなっています。 歩道は広く、自転車で走り易いです。


最初のそば屋 「あじゃず」 です。 この名前は、所在地の安謝(あじゃ)とジャズから付けられています。 店内には観葉植物が沢山あり、ジャズが流れています。 ここでは、とりあえず、普通の 「沖縄そば」 を食べました。 細い麺、中間的な濃さのスープでした。

この後、「ゆーじ小(ゆーじぐゎ)」 に向かいますが、お店を発見できませんでした。 売り切れ御免の手打そばの店なので、時間的に、閉店後の可能性が高く、 あまり真面目に探さなかったのが敗因です。


浦添の 「てだこ」 です。 ここへは、数回のアップダウンを経て、ちょっと疲れての到着でした。 珍しい 「よもぎそば」 を食べました。 よもぎが麺に練り混まれた手打麺です。 ちょっと癖のある味ですが、おいしかったです。 ややこってりしたスープでした。 普通の沖縄そばの店と違い、注文を受けてから麺を茹でるようで、 出てくるまでに時間がかかりました。

この後、てびち(豚足)で有名な 「ひかり食堂」 に向かいますが、定休日でした。 「てびちそば」 を食べる予定だったのですが、残念。


結局、調査不足もあって、この日のそばは2杯だけで終りました。 後日、いくつかのそば屋に行ったので、それも、ここにまとめておきます。

  • 北谷(ちゃたん)町宮城の 「浜屋」 では 「てびちそば」 を食べた。 大きなてびちが2個乗っていて豪華です。 麺は少な目ですが、ごはんが標準で付いて来ました。 かなりこってりしたスープでした。
  • 沖縄市室川の 「夢二ずば」 では 「夢二ずば」 を食べた。 中程の太さの腰のある麺、中間的な濃さのスープでした。 結構な坂の上にあって自転車で行くと、汗だくになります。
  • 那覇市首里赤田町の 「首里そば」 では 「そば(中)」 を食べた。 手打のしっかりした麺、あっさりしているが出汁の効いたスープで、 とてもおいしかった。 気に入りました。 14:00 ごろには売り切れで閉店になるらしいです。 早めに行きましょう。 首里の街は標高が100mぐらいあるので、かなり坂を登らないといけない。 自転車で行くのは大変です。
  • 北谷町美浜の 「カラハーイ」 の 「沖縄そばのペペロンチーノ」 を食べた。 スパゲッティの代わりに沖縄そばを使って作ったものです。 腰のある平打麺で、なかなか、おいしかった。
  • 那覇空港内の 「天龍」 の 「やきそば」 を食べた。 平打麺を使っています。 ソース味です。 ちょっと味が濃かったが、まあ、おいしいです。