2004/12 鹿児島 - 4日目

4日目は昼ごろまで鹿児島市街を走り、帰路につきました。


4日目もまずまずの天気になりました。 写真は朝7時すぎにホテルの窓から写したものです。 日の出の時刻は過ぎていましたが、雲があって、まだ太陽は見えていませんでした。


桜島は活発な火山活動で有名ですが、最近は比較的静穏な状態が続いているようです。 滞在中も噴火は無く、噴煙も少ししか見えませんでした。 写真は4日目の朝のものですが、これが滞在中に見た中で最も高くまで上がった噴煙でした。


鹿児島市街については予習をしておかなかったので、適当にぶらぶらと走っただけになりました。 そんな中、市電は良い被写体になってくれました。 2系統だけですが、新旧の様々な車両が走っていて楽しめました。


市内に大きな鳥居がありました。 照國神社のものです。 その背後にある岩山が城山で、そこには展望台があるようなので、行ってみることにしました。


その途中に鶴丸城の堀と石垣がありました。 城の本体は残っていなくて、歴史史料館になっていました。 敷地内は自転車乗り入れ禁止で、駐輪場も見当たらなかったので、中には入りませんでした。


城山は100mほどの高さがあります。 車で登れるようになっているのですが、思ったより急坂で、ちょっとしんどい行程でした。 市街に隣接しているとは思えない森の中の道で、雰囲気は良かったです。


頂上の駐車場の先に展望台への遊歩道が続いていました。 自転車を押して進むと、その先に絶景が広がっていました。 市街と桜島を一望でき、最高の眺望でした。


昼食はホテルの近くにある郷土料理の店 「さつま路」 与次郎店で食べました。 初めは市街中心部で店を探したのですが、自転車を安心して止められる所が見付からなかったので、 中心から少し離れたこの店にしたのでした。


ここでは 「豚骨丼ぶり」 と 「きびなごの刺身」 を食べました。 鹿児島で 「豚骨」 と言うと豚のあばら肉を指すようで、沖縄の 「ソーキ」 に相当するようです。 「豚骨丼ぶり」 は豚のあばら肉を軟骨がとろとろになるまで煮込んだものが乗った丼ぶりで、 なかなか美味しかったです。 味付けには味噌を使っていました。 「きびなごの刺身」 は冬が旬で、酢味噌を付けて食べます。

昼食後はホテルに戻って Air Glide をトラベルケースに詰めました。 そして、徒歩5分ほどの県庁内にある郵便局で自宅宛に発送した後、 県庁前バス停から空港に向かいました。


鹿児島空港は霧島の近く、それも標高270mほどの丘の上にあります。 そのため、ターミナルビルからは霧島山を間近に見ることができました。 温泉の湯けむりが立ち登っているのがはっきり見えるほどでした。 また温泉に入りたいと思う気持ちを抑えながら、飛行機に搭乗したのでした。