雁掛トンネルを抜けると、突然、鉱山町が現れます。
今までの深く険しい谷間から一変して、明るい谷になります。
日窒鉱業の秩父鉱山で現役です。
紅葉が鮮やかな山の斜面に多くの建物が並んでいます。
秩父鉱山簡易郵便局です。 一部では有名らしいです。
なんでも、首都圏で最もアクセスが困難な郵便局のひとつだそうです。
建物もかなりレトロです。
この郵便局に限らず、秩父鉱山の建物は全て昭和3-40年台の雰囲気です。
時間があればじっくり探索したい感じです。
鉱山の施設と背後にそびえる赤岩峠です。
明るい谷とはいえ、回りは険しい山に囲まれています。
紅葉はちょっと盛りを過ぎた感じですが、まだ奇麗です。
明るい谷を行く林道金山志賀坂線です。
鉱山町から少し登ると、このような明るい林間の道になります。
ここまでの坂はきついのですが、気持ち良い道です。
林道からはごつごつした形の両神山を見ることができます。
しばらく林間の道を走ると八丁峠の下を通る八丁トンネルの入口に到着します。
ここが今日の最高地点で、標高は1250mほどになります。
八丁トンネルは、幅は狭いのですが、コンクリートで固められた普通のトンネルです。
しかし、照明はありませんでした。 ライトを消すと本当に真っ暗になります。
長さは900mほど、完全な直線で、下り坂になっています。
漕がなくても良いので楽に通過できました。
このトンネルも、車のすれ違いのために幅が広くなっている部分が数箇所あります。
八丁トンネルの出口です。
なぜか断崖絶壁の上で、出るとすぐ道路は直角に曲がっています。
このすぐ脇には駐車場が整備されていて、両神山などへの登山基地になっているようです。
ここからは北方が開けていて、展望が素晴らしいです。
ただし、山の影になるので、とても寒いです。
八丁峠北側の紅葉です。
南側とは雰囲気がかなり違っています。
日陰になるので鮮やかさはいまいちです。
林道は国道299号線の志賀坂トンネルのところで終点になります。
ここからは谷へ下って行く国道299号線が良く見えます。
快適なダウンヒルです。
帰りは国道299号線をひたすら走ります。 西武秩父駅まで約40Kmの距離です。
小鹿野の付近までは川沿いの雰囲気の良い道で、車の通行も少なく、とても快適でした。
しかし、その先は暗くなった上、車の通行量が大幅に増え、緊張を強いられるようになりました。
ゴールの西武秩父駅に到着したのは18:20ごろ、 完全に暗くなっていて、もう少し早めに出発したほうが良かった感じでした。 走行距離は80Km強でした。