2002/10 碓水峠と「秋の軽井沢サイクリング」

10月18日(金)〜20日(日)に 「秋の軽井沢サイクリング」 というイベントが開催されました。 秋の軽井沢で一緒にサイクリングしましょうという企画で、 Bike Friday Meeting 2002, Japan Folding Society, BDサイクリングクラブ, リカンベントサイクリングクラブ などのジョイントイベントです。 軽井沢はちょうど紅葉の時期とのこと、とても楽しそうな企画なので、すぐに申し込みました。

日程は金曜日からになっていますが、メインは土日で、金曜日はホテルに集合するだけとのこと。 そこで、その前に国道18号線の旧道で碓水峠を越えることにしました。 旧道ということで交通量が少なく気持ちの良い道だという話を聞いていたからです。 輪行で横川駅まで行き、国道18号線の旧道で碓水峠を越え、その先は適当に... ということだけ決めて出発しました。

このページは金曜日の碓水峠越えのレポートです。
秋の軽井沢サイクリングの紹介は次ページになります。


横川駅です。 ここまで輪行で来て、ここから走ります。 この横川駅のある信越本線は新幹線の開業によりすっかりローカル線になってしまい、 1時間に1本ほどの普通電車が走るだけです。 そのため、私の場合、高崎駅で40分ほど待ってしまいました。 出発前に時刻を調べておいたほうが良いでしょう。


横川といえば、おぎのやの峠の釜めし。 今でも駅で御弁当として販売していますが、 駅のすぐ前には本店があり、店内で食べられるようになっていました。


その店内で食べたのですが、ここでも御弁当の形式で出て来ました。 釜めしはここで作っているのではなく、他で作ったものを持ち込んでいるのでした。 釜めしが900円、味噌汁が150円です。 右上の力餅はサービスでした。


国道18号線の旧道を進み、宿場のあった坂本を越えると、「これより碓水峠」 の表示がありました。 この先、峠の頂上までにカーブが184個あり、それぞれに標識が立っています。


1/4ほど登ったところにある名所、旧信越本線の碓水第三アーチです。 明治25年(1892年、110年前です!)に竣工し、昭和38年まで使われていたものです。 煉瓦造だそうです。


碓水峠への道は、旧道とはいえ、さすがは10番台の国道です。 道幅は広く、坂もゆったりしています。 横川から頂上までの標高差は600m弱、それを約15Kmかけて登るので、 平均すると 4% の勾配です。 金曜日だったため車の通行量も少なく、とても快適でした。


碓水峠の頂上(標高957m)に到着です。 184番目のカーブの先に、これより長野県になるという表示があります。 長野県側は数10m下るだけで軽井沢の街中になります。 すぐ脇を新幹線が通り、もう峠道の雰囲気はありません。


すぐ軽井沢に下っては面白くなかったので、旧碓水峠に向かいました。 尾根の少し下を通る町道を経由したのですが、紅葉が奇麗で気持ちの良い道でした。 4Kmほどで約230m登ります。


旧碓水峠にある熊野神社の参道です。 中央を長野県と群馬県の県境が通っていて、石畳に表示がありました。


左は鳥居の内側にあった古い狛犬です。 狛犬らしくない、おとなしそうな感じです。
右が熊野神社です。 ここも県境で、長野県側と群馬県側に2つの賽銭箱がありました。 神主さんも2人いるそうです。


自転車を停め、熊野神社の反対側の見晴らし台に登りました。 ちょうど紅葉の盛りで、とても奇麗でしたが、視界が良くなくて展望はいまいちでした。 ここにも県境が通っています。


旧碓水峠からは旧軽井沢を目指して下りました。 この道は、ほとんどまっすぐに下りて行くため、非常に急な坂になっています。 ほんの5分ほどで旧軽銀座に到着しました。


旧軽井沢はすごい人混みだったので、さっさと通過し、 三笠や鹿島ノ森の別荘の間の道をてれてれと走りました。 昼なお暗い森の中の道を走っていると、 旧軽の人混みから5分と離れていないのが信じられない感じです。


紅葉の名所ということで、雲場池に来ました。 まだ、少し早い感じでしたが、一部の木は奇麗に色付いていました。 ただ、夕方で少し暗くなっていたため、写真は奇麗に写りませんでした。

ここまで走った時点で午後4時を回り、あたりも暗くなってきたので、 金曜日の集合場所であるサイクルテックIKDの軽井沢ブランチに向かいました。


《国土地理院の数値地図200000(地図画像)を カシミール3D+山旅倶楽部で表示したものを加工して作成》