2002/08 蓼科、霧ヶ峰、八ヶ岳 - 3日目

3日目は、BDサイクリングクラブMLの麦草峠アタック本番の日です。 一昨日の状況を見ると自信が無くなるのですが、さて、どうなりますか。

【6:00】 起床。 まだ早いので宿の回りを散策する。 高原の朝は気持ちが良い。 昨日は酷い天気だったが、非常に良い天気になっていて、ほっとする。 散策の後、荷物のパッキングをする。

【7:30】 朝食にする。 通常は 8:00 からなのを早目に用意してもらった。 白樺の林を見渡せるテラスで食べる。 最高の朝食です。

【8:15】 ふと気付くと 8:15 になっている。 朝食に45分も掛けてしまった。 まずい、これでは朝食を早目にしてもらった意味がないではないか。 急いで出発の準備をする。

【8:45】 宿を出発する。 予定より15分遅い。 しかし、ペンション村の入口の登りを除けば下りだけなので、大丈夫だろうと決め込む。

【9:00】 白樺湖を通過する。 ここからは大門街道の激坂を下って行く。 思いっきりスピードを上げてと思ったものの、恐い!!! 路面が荒れていて、ハンドルを取られたり、ジャンプしたり。 おまけに車の通行量が多く、10tトラック等が後ろから迫って来る。 荒れて狭い路肩を慎重に走り、所々で止まって、車が通り過ぎるのを待つ状況で、 全然スピードを出せない。

【9:12】 山の中から田畑の中に出てくる。 このあたりから路面の状況が良くなり、道幅も広がり、スピードを出せるようになる。 どうも、新道として整備された区間のようで、アスファルトも黒々としていて完全にフラット。 とても気持ちの良い道。 今までの道が嘘のよう。 緩いカーブを描く下り坂を全速で飛ばす。 が、すぐに街中になってしまう。

【9:18】 街中に入ると無闇にスピードは出せない。 道も再び狭くなり、想定外の登りまである。 また、当然、信号もあり、止まっている時間が多くなる。 もうすぐ、あずさ81号が茅野駅に着く時間になってしまう。

【9:47】 やっと茅野駅到着する。 既に自己紹介を終えて出発するところだった。
迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。

【9:50 標高780m】 茅野駅を出発する。 いよいよ麦草峠アタック2002が始まる。 今、走ってきたばかりの道を引き返すように進む。 やっぱりペースが速い。 このペースで行くと途中でギブアップしなければならなくなりそう。 と思いながら走っていると、コンビニに到着した。 一昨日に立ち寄ったのと同じ店だ。 自分は補給する必要が無かったが、 VAAM を入れてきた500mlのペットボトルが既に空になってしまったので、 エネルゲンの粉末を溶かして飲料を作る。 今日も一昨日と同様に暑いので、飲料の消費が多くなりそうだ。

【10:17 標高860m】 コンビニを出発する。 川沿いの道を進む。 街中ではないが、まだ家も多い。 車の通行も多くて、快適とは言えない。 一昨日にも走っているので、あと少しで快適な道になることが判っている。 もう少しの辛抱だと思いながら走る。


【10:43 標高1030m】 田園地帯の快適な道を走る。 新道として整備された区間のようで、路面は完全にフラット。 車の通行量も少ない。 おまけに、この写真の付近だけは道が平坦になっている。 ずっと登りが続いてきたので、平坦になるだけで嬉しい。


【10:50 標高1060m】 第1休憩ポイントに到着する。 糸萱大橋を渡ってすぐのところ。 先頭からはずいぶん離されての到着になったらしい。 ちょっとペースが速かったのと、ずっと炎天下を走ったので、 そろそろ自主休憩を取ろうと思っていたところなので助かった。 しかし、このポイントは日陰が全く無いので暑い。 川の側で風がちょっとあったのが救いですが。 パンク修理のため遅れていたたかさんも追いつき、11:00 に出発しました。

【11:10 標高1130m】 第2休憩ポイントのハーブ園に到着する。 10分ほどしか走っていないので、もう休憩!? という感じ。 このポイントも日陰が無いので暑い。 おまけに、風も無い。 少し先に蓼科別荘地の森が見えているので、そこに早く逃げ込みたいのに、と思う。 11:15 に出発する。

【11:18 標高1150m】 蓼科別荘地の森の中に道に入る。 一昨日と違って、今日は風が涼しいと感じられない。 思惑が外れてしまい暑い中をとろとろと登って行く。 この付近からは坂も急になっているので、集団がばらけてゆき、 それぞれの能力に合わせて登って行くという感じになる。 私はかなり遅いほうらしい。

【11:40 標高1300m】 第3休憩ポイント、蓼科別荘地の売店(蓼科ビレッジ)を通過する。 ここが飲料等を補給できる最終地点とのこと。 しかし、走るペースの遅い私は、少しでも先に進んでおくために、 最後を押えていたミキさんに断って、ここを通過することにした。 幸い、水も補給食も十分にある。

【12:10 標高1500m】 単独で先行していたにもかかわらず、 この付近で、先頭集団に追い越されてしまう。 先頭を走っているのは @nak の (た) さんのようだ。 同じ初参加にもかかわらず、軽快にペダルを回して、楽しそうに登って行く。 すごい。 この後、どんどん抜かされて、結局は、ほぼ最後を走ることになったようだ。
それから、この後すぐ、おのひろきさんにも抜かされた。 電車に乗り遅れて茅野駅に2時間遅れで着いて走って来るらしいと聞いていたのだが。 それなのに、もう追いついてきた。 さすがです。


【13:02 標高1800m】 第4休憩ポイント、冬期閉鎖ゲートに到着する。 第3休憩ポイントの後は長かった! やっとでたどり着いたという感じ。 すぐに日陰に入って休憩する。 さすがにこの標高になると涼しい。 あまり待たないうちに最後の人も到着した。


ゲート前で休憩する人々。
13:10 アタック開始の合図があり、皆、続々とスタートしてゆく。 そう、ここからはゴール目指して全力で登って行くことになっている。 とはいえ、私には全く余裕が無い状態なので、 カロリーメイトを食べ終ってから、とろとろとスタートする。


【13:21 標高1850m】 冬期閉鎖ゲート付近より上では回りの森の雰囲気も一変する。 これが登りでなければ、とっても気持ち良い道なんだが...
前の人は見えなくなり、単独での走行を続けていると、 竹本さんが追いついてきて一緒に走行するようになる。 速度は5Km/Hほどしか出ていないが、止まってしまうことも無く登って行く。 のろのろと。


【14:13 標高2120m】 ついに麦草ヒュッテの看板前に到着する。 結局、最後のスパートが全くできずに竹本さんに置いて行かれ、最終の到着になってしまった。 ここへの到着では、もう少し感動とか、盛り上がりとかを期待したのですが、 なんか疲れてしまっていて、とても淡白なものになってしまった。 まあ、いいか、遅いながらも到着したんだし...


この後、麦草ヒュッテで昼食を取りました。 私はりんごジュースと餅入りうどん。 このりんごジュースは妙に甘かったが、疲れた体には、とても美味しかった。


【15:05 標高2127m】 実は、麦草峠は麦草ヒュッテの少し先にあるため、 松原湖を目指して走り始めてすぐに通過することになる。 ここからの下りは速い組と遅い組に別れることになり、私は遅い組に入った。 初めての山道の下りで、なぜ、あんなにスピードを出せるのだろうと思ってしまう。 でも、今日の下りは、ずっとブレーキを掛けっぱなしで、ちょっと遅すぎた感じだった。 集団で走る場合のペース決めは難しいと思う。


【16:20 標高970m】 松原湖駅に到着する。 あれだけ苦労して登ったのに、1時間15分で下ってしまった。 もったいないような気がしないでもない...
松原湖駅は、細い道を下って行くと、 いきなりホームになってしまうような無人駅です。 一部の自走する人を除き、ここから野辺山駅まで輪行することになりました。


【16:50 標高1346m】 野辺山駅に到着する。 ここで輪行解除して宿まで自走すれば、今日のコースは終了です。


今日のコースの標高のグラフです。 カシミール3Dで作成しました。