2004/03 ぐるっと浜名湖ツーリズム2004 - 当日前編

ぐるっと浜名湖ツーリズム2004のサイクル・ツーリングの当日は、 好天の下、多くの参加者と共に浜名湖一周のサイクリングを楽しみました。

浜松駅近くのホテルから集合場所の花博の 「庄内駐車場」 までは、 前日の下見の結果から、県道62号線経由で自走しました。 受付開始が7時半からなので、その1時間前、6時半にホテルを出発しました。 時刻が早かったためか、道路も空いていて、快適に走ることができました。


「浜名湖大橋」 からは花博の会場が見えるのですが、 最後の仕上げを急いでいるという感じでした。

ここまで来ると参加者のものらしい車を多く見掛けるようになりました。 追い越して行く車の半分ぐらいが自転車を積んでいました。 それに比べて、自走で向かう人は少ないようで、途中で見掛けたのは1人だけでした。


「庄内駐車場」 には7時40分ごろに到着、ここまでで約20Kmの走行でした。 受付では完走証とバンダナなどが配布されました。 各チェックポイントでは完走証にスタンプを貰うことになっています。 バンダナは参加者を識別する印だったらしいのですが、 説明が無かったので荷物の中に仕舞い込んでしまいました。

受付前では知合いに合流することができ、浜名湖一周はそのグループで走りました。 折り畳み自転車での参加は少なく、 それが9台も集まったグループはちょっと目立っていたかもしれません。

ここでは変わったタンデムを見掛けました。 浜名湖のある静岡県では、条例により2輪のタンデムは公道を走れないということで、 特別に製作されたものだそうです。 赤い巨体は会場でとても目立っていました。


8時からの開会式では浜松市長の挨拶(短くて良かった、挨拶だけでなく一緒に走ったそうです)、 注意事項の説明(ちょっと長かった)、スタッフの紹介などが行われました。 スタッフは 「静岡県サイクリング協会」 の方々だそうです。


予定通り8時半からスタートを開始しました。 危険防止のため数分毎の間隔で十数人の単位でスタートしました。 私達のグループは開会式で前のほうに陣取っていたので、 かなり早目にスタートすることができました。 600名ほど参加しているので、最初と最後では30分以上の差が付いたと思います。 のんびり走る私達にはこの時間差が貴重でした。


スタート後は一般道を北西に進んで 「浜名湖自転車道」 に入り、 最初のチェックポイント 「館山寺自転車ターミナル」 に向かいました。 穏やかな浜名湖には漁船が出ていました。 底をすくっていたので、アサリ漁のようでした。


最初のチェックポイント 「館山寺自転車ターミナル」 までは5Km弱、25分ほどで到着しました。 ここでは太鼓で歓迎を受けましたが、スタートからあまりに近いので、 休憩する人はほとんど無く、すぐ次のチェックポイントを目指して出発してゆきました。

「館山寺自転車ターミナル」 はまだ出来たばかりの施設のようで、 ここの駐車場に車を止めてレンタサイクルで浜名湖を楽しもうという趣旨みたいです。 浜名湖周辺には同様のターミナルが7箇所あります。


「館山寺自転車ターミナル」 からは 「内湾」 沿いを湾の奥まで進み、 そこから標高25mほどの丘を越えて北上して気賀に向かいました。 写真は 「内湾」 沿いの道で、ここまでは平坦だったのですが、 この先の丘越えが最初の難関になりました。 25mとはいえ、やや急な坂だったので 「押し」 で越えた人もいたようです。


浜名湖の最も奥(もう川なのかもしれない)に 「澪つくし橋」 があります。 自転車道のための立派なアーチ橋で、これを渡れば、すぐ、 2番目のチェックポイント 「気賀関所」 です。


「館山寺自転車ターミナル」 から 「気賀関所」 は約10Kmで、9:35ごろに到着しました。 ここでは定番のバナナが配布されました。 スタートから1時間になるので、ここでは多くの人が休憩し、かなりの混雑になりました。


気賀から次のチェックポイント 「三ヶ日町役場」 の区間が浜名湖一周のハイライトです。 奥浜名湖の風光明媚な中をゆきます。 距離も25Kmあり最長の区間です。


途中、西気賀でちょっとだけ寄り道をしました。 目的は西気賀駅前にある持ち帰り専門のうなぎ屋 「鶴見」 です。 白焼きが美味しいとのこと。 とても人気のある店だそうで、夕方に行っても売り切れで閉まっているそうです。 確実に入手するには昼前のこのタイミングしかない、ということで寄ったのでした。 寄り道といっても、ほんの50mほどです。 私は荷物が増えるのは困るので購入は見送りました。


この区間では、浜名湖の西〜北側を通る 「天竜浜名湖鉄道」 のディーゼルカーを何度か見掛けました。 1時間に1本ほどの本数、1輛だけの運行というこで、典型的なローカル線の風情でした。 車体に書かれた花博の広告は興醒めでしたが...