2003/10 麦草峠、八ヶ岳南麓 - 1日目

1日目が麦草峠アタックの日です。 今年は実施が直前になって決まったので、前もって現地入りするとはできませんでした。 朝、新宿駅に集合し、皆と同じ電車で茅野駅に向かい、麦草峠アタックに臨みました。

当日に東京を出発するメンバーの集合は新宿駅南口改札に 6:50 でした。 最寄駅から輪行しても良かったのですが、 途中の乗り換え駅でかなりの距離を歩かなければならないので、 新宿駅まで自走することにしました。 のんびり走っても間に合うように家を 5:00 に出発したのですが、 空が少し明るくなり始めたなかりで、まだライトが必要でした。 途中、コンビニで電車の中で食べる朝食と補給用のゼリー飲料を購入。 新宿駅には 6:15 ごろに到着し、輪行準備をしました。


行きに利用した電車は 「あずさ181号」 で、新宿駅 7:16 発です。 少しでも早く着きたいので、第一希望は 7:00 発の 「スーパーあずさ1号」 だったのですが、 禁煙の指定席を確保できなかったのでした。 JRには禁煙席の割合をもっと増やして欲しいものです。

茅野駅には 9:46 に到着。 駅前に出ると、前日に現地入りしていた @nak(あ)さん、(た)さんが待っていました。 朝、東京を出発した、おのさん、まきさん、いっとくさん夫妻と私を合わせ、今回の参加者は7名です。 うち、いっとく妻ですさんは、麦草峠は越えずに電車で清里に向かうので、 ここで麦草峠アタック組を見送ってくれました。


10:30 ごろ茅野駅を出発。 最初の補給ポイントは昨年と同じコンビニかなと思ったら、茅野の街中のコンビニでストップ。 どうやら、新規開店したばかりの店らしいです。

駅を出発した時には、 半袖Tシャツ+長袖Tシャツ+モンベルのライトシェルプルオーバーを重ねて着ていたのですが、 走っていると暑いので、ここでライトシェルプルオーバーを脱いで調節。 ライトシェルプルオーバーは薄くて軽いので、脱いても荷物にならないのが良いです。


天気は曇りでしたが、空気はクリアで、なんとなく山が近くに見えるようでした。

最初の休憩は、昨年と同じく、糸萱大橋を渡った所。 時刻は 11:30 ごろ。 標高 1000m を越え、紅葉した木が多くなってきました。


2回目の休憩も昨年と同じくハーブ園でしたが、 今年は、その少し先にある焼きたてパンとピザの店 「EPI」 に寄りました。 先に買った @nak(た)さんにドーナツが美味しいと教えてもらい、 パンの他にドーナツも追加。 これが出来たてで本当に美味しかったです。

ここはピザもやっていて、テラスで出来たてを食べられたのですが、 そんなにマッタリしてしまうと、峠にアタックできなくなってしまうので、 ぐっと我慢して、先へ進んだのでした。


蓼科の別荘地はちょうど紅葉のピークでした。 坂は辛いけれど、多くの木が鮮やかに色づいた中を走るのは最高でした。 紅葉シーズンの週末なのに車の通行が多くなかったのも良かったです。 東京近郊では渋滞必至ですからね。


冬季閉鎖のゲート前に着いたのは 14:00 少し前でした。 標高は 1800m で、この付近になると紅葉は終わっていて、 落葉松の葉はほとんど散っていました。

今回、その前のバス停が 「メルヘン広場」 なのに気付きました。 錆びだらけですが、ちゃんと使われているバス停です。 どうやら、その奥にある草ぼうぼうの空き地がその広場のようですが、 今は入口がチェーンで閉じられていて、緊急時ヘリコプター離着陸場になってました。


標高 2000m まで来ると周囲の木々は紅葉しない種類に変わります。 別荘地の鮮やかさとは対照的な黒い森です。 気温も下がり、走っていても寒くなってきたので、 ここでライトシェルプルオーバーを上に着込みました。


麦草ヒュッテ入口には 15:00 ごろ到着しました。 体感的には、暑い中を走った昨年に比べると楽だったように感じましたが、 実際の所要時間は少し長くなっていました。 少しぐらい進歩したかと思ったのですが、相変わらずの鈍足ぶりでした。

入口の看板の前で集合写真を撮った後、 温かい蕎麦でも食べようと麦草ヒュッテに向かったのですが、 食事の営業は 15:00 で終了していて、喫茶だけになっていました。 10分しか過ぎていなかったのですが... しかたないので、コーヒーやココアを飲みつつ30分ほど休憩したのでした。

体が十分に暖まったところで、防寒具を着込み、ダウンヒルの準備をしました。 上はライトシェルプルオーバーの下にフリースを1枚追加。 下は昨年ユニクロで買った防風素材のオーバーパンツ(今年は未発売)を追加。 あとは厚手のグローブとイアーウォーマーです。

麦草峠の標識の下で集合写真を撮った後は、お待ちかねのダウンヒルです。 @nak(あ)さん、(た)さんは車を置いてある蓼科のペンションに戻るため、ここで別れました。 時刻は 16:00 少し前でした。 少し時間が遅かったせいでしょうか、車の通行はほとんどなく、快適なダウンヒルになりました。 ただし、昨年に比べて路面のひび割れや波打っている箇所が多いように感じました。


国道299号線から松原湖方面への分岐点にあるドライブイン(?)からは北側の展望が開けていて、 素晴らしい風景を見ることができました。


松原湖駅の直前まで来たところで、夕焼けで空が赤く染まりました。 残念ながら、西側には八ヶ岳に繋がる山々があって夕陽は見えなかったのですが、 赤く染まった空は綺麗な夕陽を想像させるものでした。 蓼科側に下った @nak(あ)さん、(た)さんは綺麗な夕陽を見ることができたそうです。 @nak.com の Photo Gallery の 2003.10 Autumn, Tateshina Japan にその写真が掲載されていますが、 本当に素晴らしいです。


松原湖駅に到着したは 17:10 ごろでした。 いっとくさんのパンク等のトラブルはありましたが、無事ダウンヒルも終了しました。 ここからは全員で野辺山駅まで輪行です。 既に暗くなっていたので、自走する人はいませんでした。

松原湖駅発は 17:40 で、野辺山駅着は 18:11 でした。 野辺山駅は、この時間になると駅員は居なく、無人になっていました。 ここでいっとく妻ですさんと合流し、国道沿いにあるコンビニに寄ってつまみを調達した後、 昨年と同じ宿 「こっつあんち」 に向かい、麦草アタック2003は終了になりました。